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僕の音楽史(186)

【1994年】

 こんな時に衝撃のビデオ映像が発売されていることを知りました。

 衝撃のビデオってのは下の2本です。「Creative Force Part 1&2 / Pat Martino」

IMG_3514.jpg


 この時点ではデイブ・ストライカーに夢中でしたが、それも元をたどれば、マルティーノ直系だからでした。そして、1987年当時マルティーノをコピーしまくっていた頃に気がついた「世紀の大発見(マイナー・コンバージョン)」が僕の演奏スタイルの基盤になっていたので、彼とメセニーについてはいつの時期も別格に考えていました。そして、同じ別格にしてもメセニーとはまた、まるで違いました。「別格中の別格」でした。メセニーは何度もライブに足を運んでいました。彼は僕の目の前で弾きまくっている「人間」でしたw。でも、マルティーノは違いました。彼は1976年脳動脈瘤で倒れ、それ以来80年代後半に復帰したとの噂を聞いていましたが、まるで音沙汰がありませんでした。ユーチューブもない時代、「動くマルティーノ」というのを一度も見たことがありませんでした。目にするのは昔の写真ばかりでした。僕の心の中で彼は偶像化、神格化されていきました。そんな彼が映像で観れるというのです。これはもう奇跡としか言えません。

 記憶が定かではありませんが、このビデオの存在を知ったのは、以前この音楽史の常連だった旧友の新保くんに会った時だったと思います。にたまたま彼が「知ってる?御茶ノ水のディスク・ユニオンにパット・マルティーノの教則ビデオが売ってたぞ。モニターでやっていたのを見たけど、なんか面白ろそうだぞ!」と教えてくれたのです。

 話を聞いた翌日すぐに、御茶ノ水まで足を伸ばして即買いに行きました。

 帰りの電車では、期待と興奮でもう胸が苦しくなるほどでした。自宅に着き、ビデオデッキにセットして再生を始めます。文字のテロップの後にいきなり彼のライブ映像が飛び込んできました。

 「すげー!動いてるよ!」

 って、動いているのは当たり前ですw。

 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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