僕の音楽史(183)
前回の続き、このバンドでの最後の演奏、1993年10月23日新宿Jからの演奏です。
ベーシスト荻原さんのオリジナル「A Fair Love Affair」です。
このテープ、実は不具合のあるビデオデッキで再生したことが理由で1〜2ステージの演奏収録部分に傷を付けてしまい、再生時に雑音と演奏の乱れが定期的に入ってしまいます。前回アップした2曲は3ステージ目の演奏だったので、大丈夫だったのですが、今回は所々入ってしまうことをご了承ください。
彼は本当に素晴らしいコンポーザーで、この曲はこの日ライブで初めて演奏した曲です。その後、彼と演奏の機会は残念ながら一度もありませんので、これが最初で最後の演奏ですね。譜面はまだ持っています。初期のPat Methenyの曲を彷彿させるとても大好きな楽曲でした。今ならもう少しまともなギタープレイができると思いますw。コード進行を追って行くのが精一杯な演奏ですね。楽曲の理解が足りていないことをこちょこちょ弾いてごまかしている感じですw。荻原さん、ごめんなさい!
もう1曲彼のオリジナルで「Helen Knew R.Y.E」ってのがあって、こちらは何回も演奏していた楽曲でもっと良い演奏ができていたのですが、あまりの雑音のひどさにアップするのを断念しました。かわりに「Vera Cruz」をアップしておきます。
このライブの後数ヶ月後に荻原さんはアメリカと旅立って行きました。
今思い出しても素晴らしいバンドだったと思います。僕の音楽活動も一つのピークを迎え時期でした。そんな中でベースの荻原さんの力は大きかったと思います。一応僕がリーダーでやっていましたが、音楽的なイニシアティブは彼が取っていたと思いますし、一緒に演奏していて勉強になったし、影響を随分と受けました。ありがとう!
次のバンドはずっとギター、ピアノ、ベース、ドラムスのカルテットでやってきたので、少し違う編成でやってみようかなと考えていました。
