僕の音楽史(176)
下の動画は蔵王ジャズフェスティバルでの僕らの演奏の中からのものです。
当日僕らは3曲(この映像の前にボーカル部門優勝者清水貴和子さんの歌伴が2曲ほどありました)演奏しました。演奏曲は「The Great Stream」「Nardis」「Cantaloupe Island」の3曲でバンドのみの演奏で約15分のみでした。この動画はこのう2曲をお届けしています(NardisとCantaloupe Island)。
スタートを待つステージの袖でみんなと「何演奏する?」なんて話していました。僕の中では、浅草コンテスト優勝の副賞での参加ということなので、コンテストで演奏した「The Great Stream」は演奏するものの、他の曲はあんまりはっきりと決めていませんでした。僕らは直前ではいつもこんな感じでした。僕がまだバンドリーダーとしてしっかり行動できていないことも理由のひとつなのですが、リーダーとしていつも関係者とのやりとりで、事前も当日もバタバタしてなかなか演奏に気持ちが集中していないことが大きな要因でした。
この時もベースの荻原さんが「ナーディスとかどうですか?ベースの無伴奏ソロから入って、ドラムが途中から入って、最後はみんなでわーって演って、テーマ弾いて終わるみたいな....。」
僕的にはエバンスの曲ですし、普段あまり演奏しない曲なのでチャレンジではありましたが、「一応テーマは弾けるし、最悪ロストしてもEm一発でいけるかなw」と考えました。大体、もう、あーだこーだ言ってる時間的余裕もありません。そして、もう一曲は一応野外フェスティバルということで、当時メセニー&ディジョネットのプロジェクトでの演奏で人気が出ていたハービーのカンタロープでいくことにしました。
この動画は対バンで出演したOGDのメンバー達(前回の記事参照)がホームビデオで録画してくれたものです。当時のビデオカメラの映像ですから、画像の良さを期待されても困ります。ところどころ画像がブレますし、演奏が飛んだりしていますがご容赦くださいw。
今改めて聴くと本当に素晴らしいメンバー達でした。ナーディスの荻原さんベース・ソロを聴くと「これなら吉祥寺のコンテストでソリスト賞とるわけだ!」と納得できる素晴らしい演奏です。ドラムの宇山君も歯切れがよく、タイトでかっこいいです。阿部くんもテクニカルで絶妙なアウトラインはこの当時からのものですね。僕の演奏は内容はともかくとしてw、沢田さんのポリトーンを借りたおかげでギターはとても良い音で演奏できていたようです。
またこのメンバーで演奏する機会を持ってみたいですね。
