僕の音楽史(4)
チェイス、よしだたくろう、そして何といってもギターを始めたことによって、一気に音楽世界が広がりました。この3年間は僕の音楽史の中でとても重要な年なので、何回かに渡って書き綴っていこうと思います。
●ブラス・ロックにハマりました
ブラス・ロックなんて言葉、今はもう通じないのでしょう?!前にも書きましたが、ブラス(管楽器)をフューチャーしたロックです。この当時ブラス・ロックで人気があったのは、「チェイス」の他に「シカゴ」「ブラッド・スウェット&ティアーズ(BS&T)」です。3つ上の兄がチェイスを皮切りに次から次へとアルバムを買ってきたり、友人から借りてきたリしていたので、一緒になって聴きまくっていました。その中でも印象に残った曲はシカゴでは「イントロダクション」、そして有名なヒット曲「長い夜」です。そして、BS&Tでは「スピニング・ホイール」ですね。下にリンク貼っておくので、ぜひ聴いててみてください。
今聴いて思うのですが、前回紹介したチェイスにしても今回のシカゴやBS&Tにしても、ブラス・セクションが激ウマですね。僕は管楽器の経験はないですが、大学でビッグバンドにいました。あんなアンサンブル、少なくても学生ビッグのトップクラスでもなかったですね。
シカゴなんか、ギターの「テリー・キャス」という素晴らしいギタリストがいましたが、まだフォーク・ギターを始めたばかりの頃で、それに気づくのはもう少し後になります。


●エレキギターを初めて手にしました
フォーク・ギターで代表的なコードを覚えて、簡単なフォーク・ソングならストロークで伴奏できるようになったくらいの頃、僕と同じく音楽好きの兄が親戚のおじさんからエレキギターとギター・アンプを貰いました(親に買ってもらった?)。はっきりした記憶はないのですが、335タイプのセミアコとグヤトーンの大きなアンプだったと思います。当然、兄が練習していない時に借りて弾かせてもらっていました。ただ、当時、教則本はほとんどなく、聴いている音楽もブラス・ロックだったので、どっちかと言うとトランペットの方に注目していたので、エレキギターを弾いているとは言っても、フォーク・ギターで弾いているコード・ストロークをただエレキでやっているだけでした。
また、近所のギター教室でクラッシック・ギターを習いだしていて、右手の指弾きに苦労していました。アルアイレ奏法(弾いた後、指を浮かす)は簡単にできましたが、アポヤンド奏法(弾いた後、隣の弦に指をおく)が上手くできず、苦労していました。あと、アルペジオの際に右手の小指が立つくせを直すために、薬指と小指を輪ゴムで止めて弾いたりと苦労していました。
この後、本格的にロックギターを練習し始めるのは、もう少し経って、英国のハード・ロックを聴くようになってからです。
音源
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シカゴ/イントロダクション
シカゴ/長い夜
BS&T/スピニング・ホイール