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僕の出会ったギター達(27)

【Gibson ES-175 Sunburst 1PU 1963】

 次回はちゃんと「175系楽器の生音比較」をやろうと思いますw。っと言っておきながら、もう一本175が増えたので、まずこちらの方を紹介します。まず全体像から。

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前々回ご紹介した「Gibson Memphis 1959 ES-175 VOS 2012(下写真)」と見た感じはよく似ています。ボリュームノブが違うのと色味がMemphis に比べ63年の方が多少ダークな感じ、そんなくらいですので、パッと見わからないと思います。

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 塗装はもちろん今回ご紹介の63年は艶が消え、きめ細かくウェザーチャックが入っています。その入り方がなんとも絶妙で、よーく見ないとわからない程度で綺麗に入っているので、写真ではわからないと思います。

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なんでこんな似た様な個体を買ったかというと「似て非なるもの」だったからです。

まず生音が現在所有のP-90 1PUの175を超えるほどのビンテージライクな音だったからです。もちろん、P-90もビンテージライクな音にぶっ飛びましたし、Memphis 1959 ES-175 VOS 2012も新しい個体なのに、「よくここまで再現してるな」と感じたものですが、この楽器の生音はその上を行きました。

 もう一つの決め手はネックの薄さです。下の写真を見てください。右側がMenphis、左側が63年175、写真で見てもはっきりわかるほど明らかに薄いのです。そして、弦高が極めて低く無茶苦茶弾きやすいのです。今まではネック幅は気にしていましたが、厚みは気になりませんでした。もっとも、どの楽器も太めでしたので眼中にありませんでした。ここまで極端に違うと、すぐにわかります。持ち帰ると最初の数分は違和感を感じます。

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 この楽器、元のオーナーさんがバインディングを剥がしてネックリペアをしたとのことで、ポジションドットがありませんでした。「シロートじゃあるまいし、そんなの見ちゃいないから平気!」と思ったのですが、意外や意外、無意識のうちに見ているのですねw。試奏でよく間違えるので、当初はシールを張っていましたが、よく剥がれてくるので、今はプラモデルでよく作っていた「デカール」を自作して貼ってあります。剥がれたら簡単につけられるので便利です。こんな程度で僕的にはOKです。数万かけて加工するまでもありません。

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 あ、もともとはピックガードついてました。当然外しましたw

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 次回は生音をご紹介します。

 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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