Pat Martino 奏法研究(3)

まず(3-a)から。どうです、無茶苦茶かっこよいと思いませんか?このフレーズを自分のものにして、ここぞという時に弾くと、一緒にやっているメンバーやお客さんから「いぇーい!」と声がかかること間違いなしです。
1小節目最初のA音を5弦12フレットの小指からスタートして、そのままのポジションで最後のCまで弾きます。その時点で小指は2弦13フレットのC音にあるはずです。その後、すかさず小指を2弦15フレットに移動して、ポジションを上げて2小節目最初のD音を弾きます。
いわゆる「4度音程」のヒップなフレーズです。2小節1拍目最初の音がD音、2拍目最初がA音、3拍目がE音で4度ごとにパターンが下降してくるからです。
(3-b)は応用例で、以前紹介したPhrase1「これぞマルティーノ!」フレーズを頭に入れてスタートし、途中から(3-a)の「4度音程フレーズ」になだれ込みますが、最初にフレーズを入れた関係で、(3-a)の時とパターンがズレて、ZeppelinのBlackDogの中間リフみたいになりますが、それが、またかっこよくなってます!
この4度音程のヒップなフレーズ、マイクスターンをコピーして体得したギタリストを何人も知っておりますが、このフレーズは何十年も前から、既ににマルティーノがやっているのですよ!
これ以外にも、色々な4度音程パターンのフレーズがたくさんあって、僕も弾けない実に難しいパターンもあります。またの機会にご紹介しますね。
ではでは!