ギター購入騒動記(128)
「まだ調査中やセットアップ調整が終わっていないのではっきりしたことは言えないのですが、XX万くらいを想定しています。」
「えっ?まじですか?」

想像以上に価格は下がっています。やはりこの手のビンテージ楽器はオリジナル・パーツってのは大切なのでしょう。僕にとってオリジナルはそんなに重要ではありません。ペグやフレットなどは新しい方がいいです。むしろ重要なのは、一番はもちろん「音」なのですが、ルックスでいうと「ギザギザ・テールピース」と「ボディ前面に大きな打痕や傷がないこと」と「ウェザーチェックはほどほどに」なのです。この楽器は嬉しいことにこの3点を十分満たしていました。
試奏に来た時は正直全く買う気などなかったですし、買おうにもさすがに資金不足と思っていました。ところがこの価格なら手持ち楽器を売って残りを手持ち資金を足せば買えない金額ではありません。
一旦はギタプラを後にし、帰宅途中の電車の中で考えました。
「よし、所有楽器4本を売ろう!先ずはGreco175もどき、そしてフェンダージャパン・テレキャス、アイバニーズのエレガット、うーん、よし、オービルの175も手放すしかないか?!」




もちろんこの4本売ったところで例の63年175の金額には達しませんが、半分以上はまかなえます。
ギタプラSさんには63年175の正確な販売価格と4本の所有楽器の下取り予想額およびオービルを売ってまで手に入れる価値のある楽器かを再度見極めるために後日来店する旨をメッセージで送りました。
ところが、自宅に帰ってオービル175を久しぶりに弾いたところ、この楽器の素晴らしさを再認識してしまい、手放せなくなってしまいましたw。