僕の音楽史(169)
浅草ジャズコンテストのグランプリの余韻に浸っている頃に雑誌でこんな記事を見つけます。
「第8回吉祥寺音楽祭/ジャズコンテスト出場者募集」

メンバー達は浅草ジャズコンテストのグランプリをどの様に思っていたか分かりませんが、少なくとも僕はモチベーションは高まりましたし、自分の演奏を皆に聴いてもらいたいと言う欲求が強くなりました。ライブハウスでの定期的な活動を行なっていくのが本当は希望ではあったのですが、コネクションもなかったですし、僕らの様な働きながらミュージシャンをやっていると言った、ある意味「中途半端な立ち位置の人間」が出演できそうな手頃なお店が見当たらなっかたので、まずはコンテストなどに出場し、人前で演奏することでその欲求を満たそうと考えました。
改めてこのコンテストに応募する音源を録音する時間的余裕もありませんでしたので、浅草の時に送った「The Great Stream」を録音した同じ日に録った「All The Things You Are」で応募することにしました。その時に送った音源をリンク貼っておくので聴いてみてください。
応募した後にわかったことですが、審査員でなんと浅草の時の審査員であったギタリスト沢田駿吾さんがいました。もう一人ジャズ評論家の本多俊夫さんも被っていました。
テープを送った後に「送らなきゃよかったかな?」とも思いました。審査員のふたりは浅草の時にすでに僕らの演奏を生で聴いているので、全く新鮮味がないでしょうし、「こいつら、また送ってきたぞ!なんて思われるのも嫌だな」と考えましたw。
テープを送って何日か後に予選通過の連絡と演奏曲のコメントが送られてきました。
本戦大会は5月5日のこどもの日です。