僕の出会ったギター達(26)
所有する175系のギターの紹介が全部終わったところで、音の違いをもう少しわかりやすく説明するために、何本かのギターを弾き比べながら動画を撮ろうと思いましたが、色々な楽器を弾き比べているうちに自分でもわからなくなってきてしまいました。
「いい音ってなんだろう?」「良い楽器ってなんだろう?」ってことをあらためて考え込んでしまいました。ここでのギターの音についてはアンプを通さない楽器本来の生音のことをさします。また、ソリッドのようにアンプに通して音を鳴らすことが前提であるギターは除外です。
僕は今まで紹介してきたように、175の形状をしたギターを複数本所有しています。形は似ていますが、それぞれの楽器の生音は随分違います。それこそ「別の種類の楽器」と言って良いほど隔たりがあるものもあります。個性があるからこそ、何本も買う意味がありますw
全てが同じ値段で、外観もほぼ同じであれば「みんな違ってみんな良い」でジャンジャンなのですが、ここで厄介なことがいくつか絡んでくるので、話がややこしくなります。
まずは「ブランド・イメージ」です。
「ギブソン」や「フェンダー」「ヤマハ」と言った、それこそうちのカミさんでも知ってるようなメーカーの場合や「XXXさん製作」と言ったギターと「聞いたこともないようなメーカー」の2本弾き比べた時に、もし後者の方が気に入ったとして、果たして何も迷わず後者を買うだろうか?ブランドで「聴こえ方」にも影響与える気がします。
「ルックス」が与える影響はどうでしょう?
「形状は気に入ったが、音がイマイチ」の楽器と「音は素晴らしいが、変な形」の場合。あるいは「新品で音がイマイチ」と「ボロボロの中古だが音は抜群」の場合はどうですか?
総合評価ともいうべき「価格」です。
「なんでこの楽器にこんな値段が!」「こんなに安く手に入れられるなんて!」と思うことはありませんか?この総合評価の価格が自分の総合評価と違ってしまう事がままあるので困ってしまいます。
ギター(楽器)てのは人間と一緒なのかなと思ったりします。
楽器の形状や見た目は、やはり「イケメンや美女」音は「性格」ブランドは「職業」かなw
「イケメン」や「美女」には定義がありません。周りにいる人の「好み」でその人は「イケメン」や「美女」になります。そして、好む人が多い場合は一般的にその人は「イケメン」や「美女」と呼ばれます。
色々な性格の人がいます。「良い性格」「悪い性格」という言い方をします。絶対的なものではないですが、「人間として絶対に許されない」性格もあると思います。音と同じじゃないですか?
職業に貴賎はありません。でも、人気のある職業や評価の高い職業ってのがあります。これ、ギターで言えば「ブランド」ですよね?
あ、違いは、人間には「中古」ってのがないことですね。あと「価格」もつきませんね。
つまんないことを考えてないで、次回はちゃんと175系楽器の生音比較」をやろうと思いますw。
