僕の音楽史(163)
リハーサルを何回か行なったくらいの頃に、雑誌の広告で「第12回浅草アマチュアJAZZコンテスト」の出場場募集(デモ・テープの受付)の広告を見つけます。
「テープ送ってみようかな...。」
実は昨年の初代バンドの時も応募していました。この時は応募テープに使うために録音までしたのですが、録音に失敗し(マイクの位置が悪くピアノの音が極端に小さくなってしまった)、使い物になりませんでした。しょうがないので、ウオークマンで録音したテープをやっつけで送ったのですが、締め切りギリギリだったこと、そして何の返事もなかったってことを考えると、もしかしたら〆切に間に合わなかったのかもしれません。いずれにしても、当時はバンドやり始めたばかりで欲もありませんでしたし、本戦に出演できなかったことは何も気に留めてはいませんでした。
今回はバンドを始めて2年目ですし、新しいメンバーになって手応えをつかみかけて来たので、少なくとも本戦には残りたいなと思いました。
他のメンバーにコンテストのことを相談するとあんまり関心がないようでしたが(笑)、嫌とは言いませんでしたので、ある1日のリハーサルをカセット・デンスケで録音し、その中から僕が独断でセレクトして期日に間に合うようテープを送りました。

上のチラシを見ると応募曲は2曲だったようです。1曲はパット・マルティーノの代表曲とも言うべき「The Great Stream」だったのですが、もう1曲の方は残念ながら覚えていません。「The Great Stream」については記憶が正しければ下のテイクを送ったと思います。
テープを送った後、約10日ほどでめでたく予選通過の連絡を電話で受けました。そして、その後郵送で通知が届きました。