ギター購入騒動記(125)
「数千円のピックアップっちゃ、こんなもんか!」
1〜3弦の音が他の低音弦に比べ極端に音量が小さく、これじゃ使い物になりません。
しょうがないので、せめて弦高を下げて弾きやすいようにサドル削りだけはやっておこうと思いました。折角昨日サンドペーパーを買ってきたわけだし、今やっておかないと多分面倒になって当分この楽器には触ることはなくなると思います。
オベーションのサドルはこんな奴です。この写真は僕のオベーションに付いていた現物ではありません。写真を撮り忘れたので、どなたかのブログに全く同じブツかアップされていたものを拝借しました。

このサドル、ちょっと変わっていて(?)、弦の位置に合わせて突起しています。そして両端がその突起よりも高くなっています。もともとのピックアップに合わせて作られている形状なのでしょうが、どんなものだったかはもう捨ててしまったので、記憶にありません。いずれにしても今のピエゾ・ピックアップには不要の形と思います。
まずは両端の突起している部分を他の弦の位置にある突起まで数ミリほどサンドペーパーで削ろうと思いました。これで弦高は数ミリほど下がるはずです。
20分ほど削ったでしょうか、一旦サドルをセットしてまずは生音で弾いてみます。
「おや?」
明らか生音が違います。ボディの鳴りが良くなっているようでしたし、言葉で上手く説明できないですが、少し気に入らなかった1、2弦の少し安っぽい音が全く感じられなくなりました。ネットで調べていた時に「サドルは弦振動を直接ボディに伝えるところなので、音が変わるので注意が必要」と書いてありましたが、ここまで音が変わったのには少々びっくりでした。しかも、気に入った音に変わってくれたのは幸いでした。下が生音の動画です。もちろんこの程度の録音ではみなさんには伝わらないかもしれませんが、一応聴いてみてください。
問題の弦高も丁度良くなりました。嬉しい限りです。アンプに接続して音を鳴らしてみました。
「まじかよ!」
1〜6弦の音量バランスが見事に解決していたのと、音量と言うか音圧も上がり、問題点一発解決!です。
今現在もコンタクト・ピエゾはそのまま装着しています。まだ試してはいないですが、今回取り付けたアンダーサドル・ピックアップ と音をブレンドさせたらエアー感のある音が作れるのではないかと思ったりしています。
実は、ずっとデジマートで「アダマス」をウォッチリストに入れて物色していたのですが、アダマスもどきが思わぬ形でよみがえってくれたので、もう購入する気がなくなりました。今の楽器でとりあえず大丈夫です。
これにてアコースティック・ギター騒動はガット弦、スティール弦ともに一件落着となりました。

