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ギター購入騒動記(125)

2019年12月9日(火)アンダーサドル・ピエゾ・ピックアップ装着(2)

「数千円のピックアップっちゃ、こんなもんか!」

 1〜3弦の音が他の低音弦に比べ極端に音量が小さく、これじゃ使い物になりません。

 しょうがないので、せめて弦高を下げて弾きやすいようにサドル削りだけはやっておこうと思いました。折角昨日サンドペーパーを買ってきたわけだし、今やっておかないと多分面倒になって当分この楽器には触ることはなくなると思います。

 オベーションのサドルはこんな奴です。この写真は僕のオベーションに付いていた現物ではありません。写真を撮り忘れたので、どなたかのブログに全く同じブツかアップされていたものを拝借しました。

サドル


 このサドル、ちょっと変わっていて(?)、弦の位置に合わせて突起しています。そして両端がその突起よりも高くなっています。もともとのピックアップに合わせて作られている形状なのでしょうが、どんなものだったかはもう捨ててしまったので、記憶にありません。いずれにしても今のピエゾ・ピックアップには不要の形と思います。

 まずは両端の突起している部分を他の弦の位置にある突起まで数ミリほどサンドペーパーで削ろうと思いました。これで弦高は数ミリほど下がるはずです。

 20分ほど削ったでしょうか、一旦サドルをセットしてまずは生音で弾いてみます。

 「おや?」

 明らか生音が違います。ボディの鳴りが良くなっているようでしたし、言葉で上手く説明できないですが、少し気に入らなかった1、2弦の少し安っぽい音が全く感じられなくなりました。ネットで調べていた時に「サドルは弦振動を直接ボディに伝えるところなので、音が変わるので注意が必要」と書いてありましたが、ここまで音が変わったのには少々びっくりでした。しかも、気に入った音に変わってくれたのは幸いでした。下が生音の動画です。もちろんこの程度の録音ではみなさんには伝わらないかもしれませんが、一応聴いてみてください。



 問題の弦高も丁度良くなりました。嬉しい限りです。アンプに接続して音を鳴らしてみました。

 「まじかよ!」

 1〜6弦の音量バランスが見事に解決していたのと、音量と言うか音圧も上がり、問題点一発解決!です。

 今現在もコンタクト・ピエゾはそのまま装着しています。まだ試してはいないですが、今回取り付けたアンダーサドル・ピックアップ と音をブレンドさせたらエアー感のある音が作れるのではないかと思ったりしています。

 実は、ずっとデジマートで「アダマス」をウォッチリストに入れて物色していたのですが、アダマスもどきが思わぬ形でよみがえってくれたので、もう購入する気がなくなりました。今の楽器でとりあえず大丈夫です。

 これにてアコースティック・ギター騒動はガット弦、スティール弦ともに一件落着となりました。

IMG_3167.jpg IMG_3152.jpg


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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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