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ソロ・ギター道場(33)

【 Body&Soul (2) 】

 出だしのB♭7のところですが、まずは下の動画。B♭7と言えば最初に思いつく誰でも知っているコードでハモってみると下の動画。メロディはFで5度の音です。



 どういう印象ですか?決してダメじゃありません。でも、残念ながらちっとも面白くないですよね。ルートと3、5、7thのまんまのコードは、はっきり言ってこのようなバラード演奏ではほとんど使いません。でも、まずはこれがスタート地点と思います。

 ただ、このコードを鳴らす前に一瞬♭5thの音を鳴らせば使えるかもです。下の動画です。



 同じ7thでも4弦でナチュラルB音を入れてB♭7(♭9)にすると俄然にかっこよくなりませんか?(下動画)



 ケニーバレルは確か下のようにDディミニッシュ(5弦ルート)を弾いていたと思います。B♭7≒Bdim=Ddimですからこれが成り立つわけです。動画のポジションではトップの音もF音ですので、ワングリップで弾けて都合が良いです。



 まだまだそれこそ無数のハモが考えられるわけです。

 色々やってみてください!

bodysoul.png

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No title

こんにちは。
武田さんの解説を見てると、ソロの場合はコンバージョンの考え方を取りいれてマイナー化を多くしてコードを簡略化して、全体的に簡略化して考えて弾きやすいマイナースケール系で弾き倒すというイメージがあります。少しおおげさですが。。
一方で、一人で弾くソロギターだと、一つ一つ変わっていくコードに対して丁寧に音をつけて弾いていくというような印象があります。バッキングでもそうかもしれません。

相反するような考え方とも思えるのですが、このあたりいかがお考えでしょうか?もしくはそうしたほうがうまくいく、ということでしょうか。

Re: No title

ご質問ありがとうございます。そして、いつも購読いただき感謝しています。

このブログの「質問箱(7)」として回答させていただきました。

ご覧になって見てください。

今年もよろしくお願いします!

> こんにちは。
> 武田さんの解説を見てると、ソロの場合はコンバージョンの考え方を取りいれてマイナー化を多くしてコードを簡略化して、全体的に簡略化して考えて弾きやすいマイナースケール系で弾き倒すというイメージがあります。少しおおげさですが。。
> 一方で、一人で弾くソロギターだと、一つ一つ変わっていくコードに対して丁寧に音をつけて弾いていくというような印象があります。バッキングでもそうかもしれません。
>
> 相反するような考え方とも思えるのですが、このあたりいかがお考えでしょうか?もしくはそうしたほうがうまくいく、ということでしょうか。
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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