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僕の音楽史(162)

【1993年】

 4人でのリハーサルを開始しました。一応は僕のリーダーバンドということもあって、最初はスタンダードを中心に僕がリハの曲を決めていました。となると、最初はやはりメセニーやマルティーノの愛想曲が中心となります。

 やはりこの曲は外せないだろうってことで、マルティーノ「The Great Stream」を真っ先にリハをしました。

 バンドの音源は次回以降に紹介するとして、同じ曲を演奏してもメンバーが変わると随分と曲のイメージが変わるものだなと思いました。

 初代のバンドはとにかく突っ走っていましたw。テクニック志向だったかもしれませんね。僕自身バンド活動が初めてのこともあって、あまり周りの音を聞く余裕もなかったのかもしれません。とにかく早い曲ばかりやっていましたし、みんな演奏を楽しんでいましたが、あまりあーだこーだ言い合う機会もなかったと記憶しています。そして僕と西尾さんのカラーが強かったと思います。もちろん、それが売りだったのかもしれませんが。

 一方、このバンドの音は最初から4人のバランスが随分取れていた気がしますし、僕以外の3人のインタープレイがとてもスリリングでした。そして、荻原さんと宇山君のドラムのコンビネーションがとても良かったと思います。荻原さんのベースはとても音楽的(?)で、単調にラインを4拍弾くだけではなく、リズムの崩しがかっこよかったですし、ペダル音も効果的で、実にすばらしいものでした。宇山君のドラムはとにかくハイハットの切れ味が抜群で、4ビートのレガート時の「ハイハット4拍踏み」は最高に気持ちよかったですし、スティックを長く持つ感じの演奏スタイルもかっこいいものでした。そんな中で阿部君のピアノはいつも素晴らしい「躍動感」と「うねり」をバンドに与えてくれていました。そして、ソロプレイだけでなくバッキングが強力でした。

 リハーサルを何回か行なったくらいの頃に、雑誌の広告で「第12回浅草アマチュアJAZZコンテスト」の出場場募集(デモ・テープの受付)の広告を見つけます。

 「テープ送ってみようかな...。」

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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