僕の出会ったギター達(23)
今年の7月の購入した楽器です。右隣は僕が購入前にお店のHPに掲載されていた写真です。


僕のブログを読んでいただいている方はご存知かとは思いますが、僕はずっとES-175及びその形状をしたギターをずっと買い求めていて、今もその気持ちは変わりません。それぞれのギター、音はそれぞれ個性があって色々ですが、ボディの形状に関しては、欧米の人間に比べ小柄な日本人の僕が立って演奏して、ギターが大きく感じないのはこの大きさが限界かなと思います。
今回は例によってルックスのみのお話。


中古で購入しました。175の1PUモノの購入熱が絶頂の時に、例のギタプラに現れた運命のギターwです。購入当時、別のお店とヤフオクで175の1PUモノが出ていて迷っていました。ヤフオクのブツは試奏ができず問題外でしたが、もう1本は都内のショップのもので、試奏までしました。まずまずの音で値段も多少安かったので、最後の最後まで迷いましたが、結局この楽器を買うに至りました。
1959年のスペックを再現したモデルで、16インチ幅のラミネイト・メイプルボディに、ローズウッドを貼り合わせたマホガニーネックです。
この楽器を購入する大きな決め手となったことに、ネックシェイプがあります。写真ではわかりにくいと思いますが、グリップの頂点をフラットに成形した「Dシェイプ」で、全体的に肉厚でしっかりとした握り心地で、明らか他の楽器と違います。この楽器を購入するために手放したレスポールカスタムの握りに近い感じで、指が長い僕にはぴったりです。
ヘッドの塗装も、つや消しな仕上げで気に入っています。ついでのボディも、もう少しツヤがなければ嬉しかったんですけどね。


そして極め付けはフレットです。元オーナーさんによりステンレスフレット?に打ち直しされているようで、音の立ち上がりも良く、弾き心地が抜群です。僕のメインギター「ES-175 NT 1991」は一度もフレット打ち直しはしていないので、6〜7割の残位なのですが、最初にこの楽器(1991)を弾いた後にES-175 VOS 2012の方を弾くと指先に当たる感触がまるで違います。指先のツボを押されているような感触がたまりません。
実は1ヶ月ほどこの楽器を入院させていました。2ヶ月ほど前にライブリハ後の転倒事故でネックとヘッドの間に亀裂が入ってしまったのです。悲しい出来事なので思い出したくもないですが、現在はリペアも完了し、写真ではわからない程度にはなったのですが、今でも傷口を見ると胸が痛みます。


次回は生音をお聴かせします。