僕の音楽史(158)
リハを重ね、そこそこ音がまとまってきたところで、人前で演奏したいと強く感じる様になってきました。ベースの脇君やドラマーの西尾さんなんかはもうすでにライブハウス等に出演経験があったと思いますが、僕はまだ東工大の学園祭以外では人前で演奏したことはありませんでした。もちろん大学時代のビッグバンドではそれこそ数えられないほど人前で演奏してきましたが、所詮は17分の1(メンバーは全てで17人)でしたので「自己のリーダー・カルテットでライブハウス演奏」って言うのとは全く意味合い違っていました。
当時はまだ「ジャズライフ」という月刊誌を毎月購読していたと思います。後ろの方のページにライブハウスの出演者スケジュールが出ていて、いくつかのお店では出演者募集を行なっているお店がありました。具体的なお店の名前は忘れてしまいましたが、いくつかのお店にリハーサルの時の録音をカセットテープを送ってみました。
そんな中で西麻布「ウッディ・ベル」というライブハウスから連絡が来て、めでたく出演が決まりました。
脇君のホームページの中で彼は自分が参加した演奏について全てスケジュールを掲載していて、その記述によると初ライブは1992年1月15日」となっているのですが、僕のその時の生録カセットを所有していて、そこには「1992年6月5日」と書いてありますので、こちらの方が正解なのではと思います。
その時の演奏テープは聴き返していませんが、それに向けてのリハーサルの中から4曲ほどYoutubeに上げておくので興味のある方は聴いてみてください。
曲は
1.The Great Stream
2.The Good Life
3.Herbie's Hand Cooked
4.Swingin' At The Haven
この日のライブ演奏が人生初の「ギャラをもらって行った演奏」でした。演奏の対価としてギャラをもらたことをして「プロ」あるいは「ギタリスト」と呼ぶのであれば、僕のギタリストとしての経歴のスタートは「1992年6月5日」ということになります。
