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僕の音楽史(157)

【1992年】

 この頃現在も所有しているES−175NT(91年製)を買いました。また、ポリトーンのMiniBruteⅣを中古で近所のギターズマーケットで購入しました。

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 リハーサルを繰り返し続けていくうちに、使用していたYAMAHA AE-2000のサウンドに少しづつ満足できなくなりました。もう少し甘いジャズ・トーンがでないものかなと常に考えていました。そして、何よりも憧れのGibsonが欲しくなりました。かみさんにこんな感じでお願いしたのを覚えています。

 「今までずっとギターを弾いてきて、本物の楽器(GibsonやFenderのことを意味します)を弾いたことがない。そろそろ本物の楽器が欲しい。そして一生使える楽器が欲しい。絶対に大切にする。」

 彼女は特に何も言わずに楽器購入をあっさりと承諾してくれました。拍子抜けしてしまいました。自らピアノを演奏し、ジャズを愛する同じ人間として僕の気持ちを理解してくれたのでしょう。

 当時は今と違ってクレジットカード払いなどはまだ主流ではなく、「現金払い」もしくは「月賦」の時代です。お店近くの銀行で引き出した40万の現金を握りしめて、池袋のイケベ楽器にドキドキしながら買いに行ったのを覚えています。

 購入後に、かみさんにあらためて、少し照れながら「ありがとう。絶対に大切にする!」と言ったのを今でもよく覚えています。

 この時から10年くらいはずっとES-175とポリトーンのコンビをメインで使っていました。どこに行くのもこのセットで演奏してきました。そして、このサウンドが「僕のギターサウンド」と言っても良いくらいになりました。

 そして、この楽器、今でも当時の言葉通りに大切にしていますし、今後も絶対に手放すつもりはありません。

 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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