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僕の音楽史(3)

【小学校4年生(1971)】

●ロックやフォークを聴き始めたこと

 僕の音楽鑑賞は「ギター」ではなく、「ブラス・ロック」から始まりました。
※「ブラス・ロック」というのは「ブラス(管楽器)」をフューチャーしたロックのことで、当時はこのように呼んでました。

 この年、3つ上の兄が中学に入学し、入学祝いでラジオを買ってもらいました。兄の部屋から流れてくるラジオの音楽で、一曲すごくかっこいいと思った曲がありました。そうこうしているうちに、兄がその曲のシングル・レコードを買ってきました。その曲が、下の写真の「ゲット・イット・オン(黒い炎)/チェイス」です。数ヶ月後には、その曲の入ったアルバム「追跡(チェイス)/チェイス」を買ってきて、兄と2人で毎日聴いていました。これが、前回の記事で書いた「トラペットが欲しい」と親にねだったキッカケです。チェイスには、この後どっぷりとはまりました。翌年には、セカンド・アルバム「ギリシャの神々」も発売され、来日も果たしました。新潟の小学校4年生では、当然のことながら、来日公演に足を運ぶことはありませんでしたが、今ではYoutubeでその時の模様を観ることができます。本当に良い時代になったものです。

黒い炎 チェイス エニア

黒い炎のリンクを貼っておきますので、ぜひ聴いてみてください。

黒い炎/チェイス



 一方、時を同じくして、始めたフォーク・ギターと一緒に買ってもらった教則本の例題曲に「吉田拓郎」という名前を見つけました。曲が何だったかは、記憶にないのですが、聴いてみたいなと思っていた矢先に、これまた兄が、友達から写真のアルバム「ともだち/よしだたくろう」を借りてきました。ギブソンのフォーク・ギターの素晴らしい音と、楽しいMCで、先のチェイスと同じく、毎日のように聴いていました。

ともだち

・このレコード、音楽史を書くようになって、どうしても聴きたくなったので、最近購入しました。もう、懐かしくて、涙があふれてきました。
吉田拓郎さん、数々の名曲があるのは、皆さんもご存知かと思います。このアルバムを約40数年ぶりに聴きましたが、拓郎さんは、「コードストロークが凄く上手い」と改めて思いました。一曲目の「おろかなるひとり言」のコード・ストローク、所々やる16音符の刻み方、もう最高です。あんなストロークは絶対真似できません。
・曲間のMCも完全収録されていて、最高に面白いトークで、僕もライブの時のMCの参考になります(笑)。
・生ギター(ギブソン)の音が、最高です!!

おろかなるひとり言
※「ともだち」に収録されたものとは、別バージョンです。



 1971年はこんな感じで、「ギター」「音楽鑑賞」と僕の音楽人生のスタートの年で、すごく重要な年でした!

テーマ : 音楽日記
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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