僕の出会ったギター達(17)
1979年製の175コピーモデル、日本が誇るグレコの楽器「N60」、今回は生音をお聴かせします。

皆さんの印象はどうですか?台風の関係で雨の音が入っているかもですがw。
僕の印象は「癖のない素直な音」です。1979年製ですから、もう40年以上経っているのですが、オールドの音やビンテージの音というよりむしろ未だ買ったばかりの新品ギターのようです。そして、音量もあまり大きくありません。以前紹介した同じ日本楽器のトーカイ楽器とは異質です。あっちはすごく「繊細な音」、こちらは「優しい音」というのでしょうか(日本語表現は難しいですね)。同じナチュラルのGibson ES-175を所有しているのですが、そっちに比べてもっと優しくまろやかな音です。アメリカ人と日本人の違いなのでしょうかw。
いろいろ書きましたが、多分この「素直な」「優しい」「まろやか」ってのは「メイプル3ピースのネック」の特徴なのかもしれません。所有のES-775がそんな感じですから。一般的にはメイプルネックというと「すっきりタイト」のイメージのようですが、僕が持っている2本はともにそれとはちょっと印象が違います。ただ、「音の芯がある」のは間違いないです。スパゲティのアルデンテのような。これが、マホガニーとの違いなのかもですね。
日本のギターってのは素晴らしいですね。ギブソンとは違った良さを確実に持っています。
次回はアンプ音をお聴かせします。