僕の音楽史(152)
1991年、やっとの事で人生初のバンドを始めることとなりました。
メンバーは「武田謙治(g)一色剛(p)脇義典(b)西尾研一(ds)」の4人です。
4人の初顔合わせの時の演奏音源が実は残っています。とは言っても、僕のカセット・ウォークマンで録音したので、音質は全くもって良くないのですが、それでも演奏の雰囲気は伝わると思います。
その日演奏したのは、このカセット・テープに収録された曲「Solar/The Gentle Rain/All Blues/Lazy Bird/All The Things You Are」だったようです。演奏の詳細についてはもちろん覚えちゃいないのですが、最初に僕が「Solar」を弾き出したのは多分「Question &Answer / Pat Metheny」が発売された頃で、この曲を練習していたからと思います。この演奏が人生初リーダー・バンドでのこの4人で初めての演奏でした。そして、「Lazy Bird」はもちろんマルティーノの演奏をコピーしていたからですね。多分この時はまだコルトレーンの演奏は聴いた事なかったのだと思います(笑)。


この演奏が終わった後4人顔を見合わせて大笑いしたのを覚えています。すごく手応えを感じました。そして、3人のテクニックやドライブ感の照準が結構いい感じにあっているなと感じました。
その時の演奏の中から「Solar」と「The Gentle Rain」の2曲をアップしておきます。僕自身のギターではこの頃からもう今と全然変わっちゃいないですね。メセニーとマルティーノに強力に影響を受けていて、この頃はもうブルース・フォアマンやジョー・パスの影響は影を潜めていますね。そして、今よりも圧倒的に勢いがあります。30年前の20代後半の演奏ですから、無理もないですね。
ギターはまだGibson ES-175 NTの購入前でYAMAHA AE-2000で、東工大ジャズ研部室のメーカー不明のアンプ直の潔いセッティングですw。
僕はリハーサルやライブの演奏は基本ほとんど録音していて、自分自身が演奏した膨大な数のカセットやMD、音源、動画を所有していますが、あまり整理しているとは言えません。したがって、この膨大なソースを整理しながらこの音楽史の中で紹介していきたいと思います。