僕の出会ったギター達(16)
1979年製の175コピーモデル、日本が誇るグレコの楽器「N60」です。

この楽器の購入きっかけを書いておきます。
もともと僕はこの楽器を購入する以前、実は同じ年代あたりのグレコの175コピーモデル「FA-67-75」を今年の2月時点で所有していました(下の写真)。

上の写真の楽器、実はルックス買いでした(笑)。そんなこともあって、あまり音を確かめて買ったわけではありません。後から他の175系楽器の生音と比べると、どうも納得できるものではありませんでした。そんな時にこのN60をギタプラで見つけ、生音がまるで違い、もっとはっきり言うとこちらの楽器が全然素晴らしいことがわかりました。型番こそ違えど、同じメーカーのほぼ同時期の楽器でこんなに音の差が歴然だったこともあり、即刻N60の方に取り替えてもらいました。取り替えたと言っても、下取りしてもらって、ちゃんとお金を足して買ったのですよ。本当はナチュラルの175はギブソンを1本持っているので、サンバーストの方が良かったんですけどね。音にはかえられません。
79年の中古楽器ってことなのですが、ご覧の様に大きな傷ひとつない綺麗な個体です。ボディ裏面の木目や塗装もとても綺麗です。むしろもうちょっと焼けたり塗装劣化があった方が良いくらいです。メイプルボディに3ピース・メイプルネックとのことですから、僕の所有する775と同じです。柔らかなトーンは共通点はここから来るのですね、多分。普通の175はマホガニーでしたよね。フィンガーボードはローズウッドの点は175と共通です。


元オーナーさんがペグをGOTOHのものに変更しているようです。元々のペグの穴がそのままになっていたので、自分で埋めて綺麗にしました。爪楊枝で(笑)。少しシルバーの光沢が安っぽい感じです。これは、時間が解決するでしょう。


ルックス的に気に入らないことがひとつだけ。ヘッドが間延びして大きい気がします。まあ、大した問題ではありませんが。

次回は生音をお聴かせします。