ギター購入騒動記(109)
お気に入りのES-175のヘッドに亀裂を発見した翌日にすぐにでも楽器のリペアをお願いしたかったのですが、仕事がバタバタしていたこともあって、結果的に数日間は自宅保管になりました。一応弦を緩めて、ヘッドに無駄な張力が働かないようにしていました。
リペアをお願いするのも当然購入先のギタープラネットです。
Sさんにはすでにメッセンジャーでこの事件のことは伝えていましたし、写真も送ってありました。彼は実際に亀裂を見て「もっと酷いのかと思ってました。」とのコメント、詳しくはリペアに出して見ないとわからないとのことです。
そこで、リペア業者にお預かりして見積もりを出してもらうこととなりました。
数日後にSさんから見積もりの結果をいただきました。下のような感じです。
【方法1】
現在割れている部分を接着し、段差を取る修理の場合
約2万
納期 約1ヶ月
【方法2】
現在割れている部分を補強、接着し段差を取る修理の場合
約6万
納期 約2ヶ月
皆さんならどちらで修理をお願いしますか?
【方法2】でいこうと思いました。ネットでいろいろ調べて、さんざん悩んだ挙句、「やはり金額の高い方が安心だろう」ということが大きな理由でした。【方法2】は亀裂部分を含め、周りをそっくり削り取り、新しい木を埋め、今後のために補強する様です。
さすがに代金6万を手持ち資金で出すのは嫌です。手持ち資金は楽器を買うために取っておきたいのですw。そこで、かみさんに相談し、家計からの出費を交渉しますw。
「そうね、しょうがないんじゃない?」
昔から彼女は「安物買いの銭失いになるわよ」とよく言ってます。大抵こういう場合は「高い方にしないと後悔するよ」と言います。ギターになんてまるで興味がない彼女が珍しくそれぞれの修理の仕方を詳しく聞いて来ます。上に書いた内容を説明します。
ひととおり聞いたところで彼女は言います。
「やっぱり【方法1】かな。将来に向けて補強するほどあなたはその楽器弾き続ける?また新しい楽器買うんでしょう?将来に向けて補強といったて、歳を考えてみて。何年楽器弾き続けられる?せいぜい20年くらいだよね。補強したって倒したら折れるときは折れるわよ。大体そんなに木を削ったら音変わるよ。良くなるかもしれないけどね。亀裂が入った状態でライブやって気がつかなかったくらいだから、少なくとも接着しただけなら音は保証されてるってことだわ。接着だけでは強度が弱いと言っても1年や2年でまた亀裂なんて考えにくいし、【方法2】の値段で3回も直せるよ。」
完全に腹落ちしました(w)。
【方法1】でいきます。誰がなんと言おうと、もうブレません。
その場でSさんにメッセージし、修理を依頼しました。
