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僕の音楽史(147)

【1988年】

 年が変わってすぐに僕は人事異動で職種が変わり、システム関連のグループ会社に異動になりました。希望の部署だったので大変嬉しかったですし、何より良かったのは、システム障害等の特殊事情がない限りは基本は水日が休みで、異動後の数年間は見習期間みたいなもの残業や休日出勤等も比較的少なく、結構ギター学習を落ち着いてできる環境になったことでした。

 布川さんのレッスンは相変わらず続けていました。以前書いたように「レッスン時に録音したDuoのカセットテープを毎日通勤時に聴き、家でフレーズ・コピーして、次回のレッスンのプレイで弾く」を繰り返しやっていました。数ヶ月間繰り返し行なっていただけで今まで十数年ひとりで練習して来たときよりもぐんぐん上達した気がしていました。

 僕はもともとのプレイ・スタイルが布川さんと全く違っていました。もちろん音楽的なセンスや歌心なんかは布川さんに敵うわけはないのですが、僕は当時「パット・マルティーノのように太い弦をがっつりピックで力強く弾く」「8分音符、16分音符で淀みなくうねるように弾く」事をひたすら目指していましたが、布川さんはもっと「滑らかでレガート的、空間を生かして弾く」感じだったと思います。「インサイド、アウトサイド」でいうと僕は9:1でインサイド、布川さんは7:3くらいで程よいバランスのコンテポラリーな感じだったと思います。こんなにスタイルの違いがあったので、布川さんのフレーズをまんまコピーして弾いても、出てくる音は布川さんが弾いたニュアンスと全く違い、またそれが僕的には良かったと思っていました。

 布川さんに習っていて大きなメリットは2つ、「毎回DUO演奏のためにスタンダード曲を覚えていった事」そして「イントロやエンディングのパターンや入り方、終わりに持って行き方」みたいな事を実際の布川さんの演奏を聴いて感覚的に体得していった事です。

 今でも僕は「布川さんの弟子」と言うと、みんなに「えっ?」と言われることが多いのですが、それは既に僕がある程度できあがった状態でレッスンに通っていたからで、表面的に似たりすることではなく、もっと深いところで布川さんから学びました。

 誰がなんと言おうと僕は「布川さんの弟子」だったと言えるのですw。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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