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僕の音楽史(146)

【1987年】

 レッスンの時に布川さんが言います。

 「武田君はバンドやんないの?やったほうが良いよ。今度さ、東工大の学園祭行かない?俺さ、ジャズ研のOBで顔出すからさ、一緒に行かない?」

 確かにバンドはやってみたいなとは思っていましたが、一緒にやる音楽仲間がまるでいませんでした。以前にも書きましたが、ライトの同期は人数も少なく、OB達もビッグバンドで活動しているか、楽器をやめているかのどちらかでした。したがって、卒業してから布川さんとレッスンの時にデュオで弾く以外に、他人と一緒に演奏したことはありませんでした。

 僕は東京工業大学のOBでも何でもなく少し図々しいとは思いましたし、人前で演奏するのも久しぶりのこともあって一旦は躊躇しましたが、またとない機会ですから一緒に遊びに行くことにしました。

 学園祭の最終日、部室でのジャム・セッションの途中で布川さんと一緒に参加します。

 「彼、武田君って言って、俺の生徒。まさにパット・マルティーノだからさ」

 布川さんが演奏前にみんなに紹介してくれました。弾く前に随分とハードルを上げてくれたものです(笑)。

 そのときのことはよーく覚えています。曲はステラをやりました。テーマを僕が弾き、そのままギターソロに突入です。布川さんがあんなこと言ったので、あえてマルティーノ節、16部音符で意識して弾いてやりました。

 その後何曲か休んだ後、グリーン・ドルフィンをやりました。演奏直前にベース奏者がメンバーと簡単な会話を交わします。

 「ずーとB♭ペダル、サビのG♭のとこだけD♭ペダルでやってみよう」

 この辺がいかにも「ジャズ研らしいな」とそのとき感じました。こんなこと、ビッグバンドのメンバーと演奏する時はあり得ないことでした。

 聴いてくれたジャズ研のみんながどう感じたがわかりませんが、たった数時間のセッションで得たものは大きかった気がします。

 この時一緒に演奏したベーシストは、後に一緒にバンド活動することになるのですが、その時はそんな事思ってもみませんでした。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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