僕の出会ったギター達(10)

この楽器と出会うまでは「Orville(オービル)」というメーカーのことは正直全く知りませんでした。ギブソン直系ブランドで日本製です。フルアコでオービルってのは中古市場ではあまり見かけないとのことです。
GibsonのES-775を購入し、L4を試奏したタイミングもあって、この楽器を試奏した時にとても新鮮な感じがしたのと先の楽器に比べ、半分の値段であることもあって衝動的に買ってしまったものです。
中古品でしたが、ほぼ新品同様にボディは裏表面いずれも綺麗です。例によってピックガードは現在外してありますが、元々は付いておりました。
寸法を測ったわけではありませんが、ネックが比較的薄めな感じがします。そのせいかフィガリングがとてもスムーズに行えます。
材質はいわゆる175のノーマルパターン、ラミネイトメイプル、20フレット仕様のマホガニーネック/ローズウッド指板のセットネック構造ってやつですね。


例によって生音やアンプ音は次回に紹介するとして、ライブでかなりの頻度で使用していますが、お客様からも非常に評判が良いです。楽器に詳しい方からは「やはり日本製はすばらしいですね」と声をかけられることも多いです。何か日本製とアメリカ製の中間、良いとこ取りの感じです。
そうそう、実際のES-175のシェイプと若干違う気がします。左上部の丸みが少しデブった感じです。まぁ、そんなに気にはなりませんが、同じだったら良かったのになとも思いますね。