ギター購入騒動記(100)
ほんと困ってしまいました。ハイパー・ギターズで弾いた71年製175が予想以上に良い楽器だったので、完全に気持ちがこちらの楽器に偏ってしまいました。

ギタプラSさんに送ったメッセージ「予想以上に良い音でした。(10万円程の)価格差をどう見るかですね。すみません、考えさせてください。」にSさんから返信が来ます。
「先ほどはご来店ありがとうございました。音も良くて値段も安い!!最高じゃないですか!」
Sさんは決して自分の店の楽器を無理に進めたりはしません。彼はギタリストでもあるで、ギター弾きがギターを選ぶ時の気持ちがわかっているのだと思います。
家に帰ってからもずっと考えていました。正直、気持ちは完全にハイパーの175(上写真)に完全に傾いていました。ギタプラの進めてくれた175(2012年製GibsonMemphis1959 ES-175 VOS 下写真)が音が劣っていたわけでは決してありません。生音はかなり近い感じの音でしたが、販売価格が約10万ほどハイパーの楽器より高いのです。但し、ルックスはあたりまえですが、ギタプラの方が圧倒的に綺麗です。2012年製ですし、オーナーさんが大切に使っていたようで、とても綺麗な個体で、しかもリフレットされています。この違いが10万円、ここをどう見るかです。

やはり、金銭的なことを考えました。175ビンテージを買ったばかりでしたし、さすがに罪悪感にかられ、少しでも安いやつを選ぼうと思いました。ルックスが多少痛んでいても、音は甲乙つけがたいのですから。
決めました!ハイパーの175にします!Sさんにメッセージを送ろうと思いました。
「すみません、今回はハイパーギターズの175の方を買おうと思います。」
でも、なかなか送信ボタンが押せません。
「僕はお客さんなんだから、お店やSさんに気を使うことはないんだ。Sさんだって、あー言ってくれているし...」
ところが、先に結論を言ってしまいますと、この10分後にSさんに下の様なメッセージを送ることになったのです。
「もう一度そちらに伺って試奏して気持ちがブレなかったら、Sさんから例の175を買うことにしました!」
もう外は明るくなっていました。悩んで悩んで、とうとう徹夜してしまいました(笑)!
完全にハイパーの方に傾いた僕の気持ちが、たった10分ほどでなぜ変わったかは次回をお楽しみに!