ギター購入騒動記(99)
新大久保のハイパー・ギターズに例の175を試奏に来ました(下写真)。

会社帰りでギタプラに寄った後ですからあまり時間がないですし、目的は一つでしたので、まず店頭で例のギターを見つけるなり若い店員さんに声をかけます。
「このギターをネットで見ました。試奏させてください!」

店員さんは初めて来店の僕にも親切に応対してくれました。そして、調弦したのちに試奏ブースに案内してくれました。どうやら防音の個室でじっくりと試奏できるようです。
まずは個室で音を出す前にボディの状態を見ます。確かに71年ものにしては結構傷んでいて、ウェザーチェックもかなり進んでいました。
以前はこの「ウェザーチェック」というのが大嫌いでした。うっすらと適度に入っているくらいはビンテージっぽくて良かったりもするのですが、この楽器はかなり入っていました。ボディ前面は良い感じでしたが、サイドの上部は結構ひどく入っていました。ところがです。色々なビンテージ楽器を見てきて、今現在は不思議とあまり気になりませんでした。

「ビンテージ最初の1本としてウェザーチェックがバリバリの楽器は少し抵抗があったけど、今現在はこんな楽器は持っていないわけだし、1本くらい所有していても良いかな?」と感じました。それより、問題は音だと思い、ひと通り楽器をチェックした後、生音とアンプ音のチェックを行います。
「えっ?!」
意外なことに71年製とは言ってもまさに「ザ・ビンテージ!」の音がしたのです。下の動画の音を聴いて見てください。皆さんはどう感じますか?
10分ほどこもって試奏し、その後、店員さんと簡単に会話を交わした後、店を後にします。
困ったことになったぞ!と思いました。ギタプラSさんにメッセージを送ります。
「予想以上に良い音でした。(10万円程の)価格差をどう見るかですね。すみません、考えさせてください。」