ギター購入騒動記(97)

上の楽器をギタープラネットへ試奏に行く前にデジマートを見ていて、イヤーなものを見つけてしまいました。それは下の写真の楽器です。

「チェリー・サンバーストの1PU175だ!え?!29万8千円?安い!」
以前ギタプラで買い損ね、そして同じくデジマートで見つけた三木楽器と同じ頃(1971年製)の175です。
「どこの楽器店だろう?ハイパー・ギターズ?場所は....新大久保か!まずい!!」
何がまずいかというと、試奏に行けてしまう場所だからです(笑)。そして、今まで見た1751PUの中では一番格安でした。
「今日はこっちの試奏にいこうかな?」と一瞬思いましたが、確かプラネットSさんは明日明後日は公休と聞いていたので、まずは予定通りプラネットに行くことにしました。
Sさんと簡単な挨拶を済ませた後、早速問題の175を弾かせてもらいました。

「まるで新品のように綺麗な楽器だ!」
2012年製ですから、まだ7歳です。それにしても綺麗な楽器でした。写真で見た艶は実際はそれほどでもなく、ルックス的には申し分ありませんでした。まずは生音から。
「あれ、思った以上にビンテージっぽい音がするな。さすがに1959年のコピー、見た目だけではなく音もしっかりビンテージっぽいや」
これでもうほぼ合格です。アンプ音ももちろん確認しましたが、悪いわけはありません。金銭的な余裕があればもう「これください!」レベルです。下にその時の試奏動画を貼っておきます。
ただ、正直先立つものがありません。ただ、それも分割払いを利用すれば日々の音楽活動の中でのわずかばかりのおこづかいで地道に支払って行けますので買えなくもありません。
「これください!」と言わなかった大きな理由は、ハイパー・ギターズの例のチェリー・サンバースト175が気になっていたからです。これを弾かずして決めるわけにはいきません。
Sさんにはこのギターの存在を全て話しました。彼も「30万切るのは安い!」と言ってます。彼はこの店のことは知っていましたし、以前にビンテージ楽器を試奏に行ったこともあると言っていました。
やはり、このチェリー・サンバーストの175を実際に弾いてみないことには一歩も先に進めません。お店のホームページにこの楽器の色々な角度からの写真を見ることができたのですが、結構使い込んでいる感じもありますし、ウェザーチェックもかなり入っている様です。そこも確認しなくてはなりません。
Sさんには近日中にハイパーに試奏に行ってから、また連絡する旨を伝えてギタプラを後にしました。
「取り置きをお願いした方が良かったかな?」と一瞬頭をよぎりましたが、「売れてしまったら、俺の元に来る運命の楽器ではなかった」と諦めようと思いました。