ギター購入騒動記(95)
仕事で新宿に行く用事があったので、仕事帰りにギター・ショップを物色しました。職場が新宿にあった時よく行っていた東口の「ロックイン新宿」です。
フルアコの数はそもそも少ない上に中古品がほとんどないお店で、全くそそられる楽器もなかったのですが、せっかくだから何か試奏していこうと思い、写真の楽器を初めて冷やかしで弾いてみました。アイバニーズのPM200(パット・メセニー・シグネイチャー・モデル)です。

新品です。ナチュラルのボディが実に綺麗な楽器でした。そして、僕が狙っているES-175同様1PUです。そして、メセニーの大ファンでもありましたので、以前から興味がありましたが、一度も弾いたことがありませんでした。
いつものようにまずは生音。いかにも「アイバニーズ」です。以前所有していたGB-10よりボディが大きいので多少箱鳴りしましたが、個性は一緒、デッドです。正直、好きではありませんでした。
次はアンプ音。これが意外!でした。メセニーはギタートリオでのジャズ演奏の際は、「こもり系」の音質です。したがって、この楽器もアンプ音は「まろやか」もしくは「ダーク」な音質を特徴とする楽器と思っていました。ところが、全く正反対で、トレブルの効いたキンキンする感じでした。ギター側のトーンを0に絞ってもまだ足りないくらいでした。もちろん同型番の別楽器を何本か弾いたわけではありませんので、この楽器の特徴なのか?個体差であるかはわかりません。
したがって、全く購入する対象とはなりませんでした。ただ、ひとつだけ気に入ったのは、「弾き心地」「弾きやすさ」で、ネックを握った感じは最高でした。
今日明日の2日間はスペシャル・プライスで245,000円(税抜)になっていました。これはコスパの高い価格だと思いました。
「あれ、確かギタプラにも在庫があって、確か30万越えだったよな。これは安いな!」
すかさずギタプタのSさんに他社情報としてメッセージを送ります。返事はありませんでした(笑)。ただ、この土日を過ぎると価格は28.5万に戻ります。税込み価格は30.7万となり、結局ギタプラ価格と同じです。
値段はともかく、PM200は僕の好みではないという結論です。