僕の音楽史(137)
大好きなジャズ・ギタリスト、ブルース・フォアマンが来日したので観に行きました。もしかしたら1986年ではなかったかもしれません。記憶がすごく曖昧です。ネット等で調べてもわからなかったのですが、他の記憶と総合すると多分この年ではなかったかと思います。
当時は独学でジャズ・ギターを必死に勉強していて、ジョー・パスと同じくらいブルース・フォアマンにぞっこんだったことは以前も書いたとおりです。
ブルースについては大学時代のリッチー・コールのクインテット以来ずっと大好きで、この当時も復習を兼ねてまたいろんな楽曲やフレーズ・コピーをやっていました。そして、下の写真のレコード「フル・サークル」がヘビロテでした。

たしかコンサート会場は銀座山野ホールで、メンバーはアルバムのメンバーだったように記憶しています。ただ、アルバムでは参加していたバイブのボビー・ハッチャーソンはいなかったように思います。
結構空席が目立ちました。コンサートの細部はもちろん覚えていませんが、MCの紹介の後、一人でステージに現れ、ソロでミディアム・テンポのアドリブを弾き出しました。
「なんだっけ?あ、ステラだ!」
こんな感じで、アルバムに収録した曲やスタンダードを中心に1時間半くらいの演奏だったように思います。彼のアレンジが施されたアルバム収録曲「ジャイアント・ステップス」も同様のアレンジでたしか演奏しましたね。
パット・メセニー・グループのコンサートに比べて随分と地味なコンサートではありましたが(笑)、ジャズ・コーラスといったどこのスタジオにも転がっているアンプにシールドを直に突っ込んだだけのまさに生の音、圧倒的なテクニックと歌心を持ったホンマモンの「ジャズ・ギタリスト」を観たのはこれが初めてで、大好きなギタリストだっただけにその後ギター学習のモチベーションが上がったように思います。
Youtubeで当時の演奏から現在までの素晴らしい動画が見れるのは嬉しいですね。
