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僕の出会ったギター達(6)

【 Tokai FA-GP C/BLD(3)】

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 少し間が開いてしまいましたが、名器Tokai FA-GP C/BLDのアンプ音です。最初紹介した楽器1991年製ギブソンES-175のの記事に書いたとおり、アンプはDV-Mark Littleを使用し、Tr5、Mid5、Bass5の中位です。もちろんこの楽器はフロントピックアップしかありません。



 どう思いますか?生音について、僕は90点をつけたのですが、アンプ音については評価が難しいのです。

 この楽器の音はすごくデッド(残響が少ない)です。ギブソン系の楽器のアンプ音は膨よかな丸みがある場合が多いです。したがって、誰が弾いても比較的骨太な音がします。リバーブをかけなくとも平気な場合が多いです。そして、自分のテクニックの未熟さを隠してくれます。でも、この楽器はすごく正直です。自分が素のまま出てしまいます。そういう意味では、この楽器は実は上級者向きかもしれません。もっとも、家で弾く場合は生音で弾く場合も多いので、あまり気にしなくても良いのですかね?

 僕はこの楽器、デュオやトリオの時にメインで使っています。ピアノがいるカルテットでは、バンド全体の音も大きく、ギターのボリュームも結構上げますが、デュオやトリオの時は生音が聴こえるくらいに下げて弾くことが多く、自慢の生音がアンプ音にブレンドされて、素晴らしい音になってくれます。そして、軽くディレイやリバーブをかけることで、デッドな感じを補うようにしています。また、動画の後半はギターのトーンを半分以下くらいに絞って弾いていまが、こんな感じにジム・ホールのような「こもり系」の音にする方がこの楽器は良い気がします。

 色々書きましたが、素晴らしい楽器であることは間違いありません。

 残り少ないですから、早めにギタープラネットにGO!です(笑)!

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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