僕の出会ったギター達(6)

少し間が開いてしまいましたが、名器Tokai FA-GP C/BLDのアンプ音です。最初紹介した楽器1991年製ギブソンES-175のの記事に書いたとおり、アンプはDV-Mark Littleを使用し、Tr5、Mid5、Bass5の中位です。もちろんこの楽器はフロントピックアップしかありません。
どう思いますか?生音について、僕は90点をつけたのですが、アンプ音については評価が難しいのです。
この楽器の音はすごくデッド(残響が少ない)です。ギブソン系の楽器のアンプ音は膨よかな丸みがある場合が多いです。したがって、誰が弾いても比較的骨太な音がします。リバーブをかけなくとも平気な場合が多いです。そして、自分のテクニックの未熟さを隠してくれます。でも、この楽器はすごく正直です。自分が素のまま出てしまいます。そういう意味では、この楽器は実は上級者向きかもしれません。もっとも、家で弾く場合は生音で弾く場合も多いので、あまり気にしなくても良いのですかね?
僕はこの楽器、デュオやトリオの時にメインで使っています。ピアノがいるカルテットでは、バンド全体の音も大きく、ギターのボリュームも結構上げますが、デュオやトリオの時は生音が聴こえるくらいに下げて弾くことが多く、自慢の生音がアンプ音にブレンドされて、素晴らしい音になってくれます。そして、軽くディレイやリバーブをかけることで、デッドな感じを補うようにしています。また、動画の後半はギターのトーンを半分以下くらいに絞って弾いていまが、こんな感じにジム・ホールのような「こもり系」の音にする方がこの楽器は良い気がします。
色々書きましたが、素晴らしい楽器であることは間違いありません。
残り少ないですから、早めにギタープラネットにGO!です(笑)!