僕の出会ったギター達(5)

それでは生音です。まずは下の動画を確認してみてください。
どうですか?みなさんはどんな感想をもちましたか?
僕の得点は「90点」です。
この生音だけで購入を決意し、しかもこの時は後に紹介予定のES-775という30万以上の楽器を購入をするタイミングでありながら、それでも買わずにいられなかった、そんな素晴らしい生音です。その時の状況は「ギター購入騒動記(56)〜(59)」あたりを読んでいただければお分かりいただけると思います。
僕はこの楽器の生音を「鈴虫の音」と読んでいます。
理由は次の通り。
弦を弾いて出た音というよりも「ピックが弦をこすって出た音」のような感じです。1〜3弦はスティール弦の音ではありますが、鈴虫の羽をこすったようなカサカサとしたこすったような音も合わせて聴こえて来ます。4〜6弦は新しい弦を張ってもビンビンいうことなく、角が取れた音で「コン」とか「ポン」って感じですか?
生音量はかなり小さいです。びっくりするくらい小さいです。でも、いかにも日本人が作ったと思わせる繊細で「行き届いた音」と思います。
このギターはデュオやトリオで、そしてアンプ音だけではなく生音が聞こえるような小さなお店の時にだけ登場させるように僕は決めています。
他のコーナーの動画として録画した演奏でこのギターを使った「All The Things You Are」を参考までに貼っておきます。この演奏を聴けば、このギターの生音の良さがわかっていただけるのではと思います。
次回はアンプ音です。
お楽しみに!