僕の音楽史(134)
前回お話の通り、結婚した相手がピアノ弾きであったこともあり、それをきっかけにピアノトリオを中心に聴きまくる様になりました。それこそ、今更?と呼ばれる名盤も聴いてこなかったことに改めて気づかされました。
ここではもちろん全部を紹介することもできませんし、記憶も定かではないのですが、主に写真にあるアルバムはよく聴きましたし、この写真のピアニスト達のアルバムは何枚も購入していきました。
この写真を見て、ピアニストならピンと来るかもしれませんが、まだ「キース」「ハンコック」「チック」や「エバンス」などは単発では何枚かは聴いてはいたものの、まだ良さがわからず、全然はまっていませんでした。彼らを聴きだすのはもう少し後の方になります。この当時はむしろ、バップ系ピアニストを中心に50年代前後に活躍していたピアニストを好んで聴いていました。そして雑誌で「ピアノトリオの名盤」と評価されているものは、中古レコードで片っ端に購入していました。特にお気に入りは、トミ・フラ、ハンク・ジョーンズ、フィニアス・ニューボーン、そしてピーターソンなどでした。最近、バンド活動をしていても、ピアニストの口から彼らの名前が出てこないのは少し寂しい気がします。
ピアニストのプレイをコピーしたことはないですが、この頃聴いていたバップ系ピアニストの八分音符のノリやアーティキュレーション、そしてビバップの定石フレーズは僕に少なからずの影響を与えてくれているのだと思います。
