マイナー・コンバージョン・コンセプト(26)
前回この分数コードはマルティーノの特徴的なサウンドであり、Dm(Dドリアン)でフレージングする例をご紹介しました。
今度は下の動画をご覧になってください。はFm(Fドリアン)で弾いてみた例です。
人それぞれの感じ方も違うと思いますし、フレージングにもよりますがこれも結構イケてませんか?
なんでFドリアンで弾くのでしょうか?
理論的に色々説明できるとは思うのですが、次のように考えてみてはいかがでしょうか?
Dドリアン(Dm7)→ G7 → G#dim → Bdim → B♭7 → Fm7(Fドリアン)
無茶苦茶なこじつけです(笑)。マイナーコンバージョンの逆の発想です。
マイナー7thを7thコードにコンバージョンし、7thコードをディミニッシュにコンバージョンします。ディミニッシュは単三度上げ下げしても構成音は同じですから単三度上げたディミニッシュから7thコードにコンバージョンし、最後にマイナーコンバージョンすると結果的にDm7(Dドリアン)→ Fm7(Fドリアン)にたどり着きます。
ただ、そんなことはどうでも良くって(笑)
「単三度上のマイナーを弾くとなんかカッコ良い!」
これで良いのではないかと思います。
下の動画はDドリアンとFドリアンを織り交ぜて弾いた例です。
随分と使える音が増えて、色々なことができるようになりました。
