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ギター購入騒動記(90)

2019年4月14日(日) ヤフオク オークション終了の日(4)

 このビンテージのES-175、どっちを買うにしても値段が値段ですから、現在所有の楽器を何本か処分しない事には無理と思いました。

 「さて、何を売る?」

 バンド活動を始めた20代後半からずっとES-175とアイバニーズGB-10といったフルアコを弾いてきました。ところが、ここ数年は今まで全く弾いてこなかったソリッド・ギターに興味が移っていき、特にレスポールが大好きなギターの一つでした。そして色々なレスポールを買ったり売ったりしてきました。今現在はギブソンのレスポール・カスタムとスペシャルの2本を所有しています。また他のソリッドギターとしてギブソンのSG、そしてフェンダーのテレキャスターも所有しています。

 そして1年ほど前からはまたフルアコ、特にES-175のあの形状とサウンドにものすごく惹かれています。そして、個人的なギター・スタイルも少しづつジャジーなものに戻りつつあります。ES-175やそれに類するギター達、形は同じですが、音は千差万別です。「色んな175が弾いてみたい!」そんな気持ちがものすごく大きくなっています。

 「ソリッド・ギターを売ろう!」

 売るギターは3本、全てギブソンLPカスタム、スペシャル、そしてSGの3本に決めました。

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 1年前にはこの3本を売ることなどはとても考えられませんでした。でも、今では割とあっさり決断できました。理由は次の2つ。

 「この3本、また欲しくなることが仮にあったら、お金さえあればいつでも簡単に手に入る。でも、ここで弾いたビンテージES-175のような素晴らしい楽器は手に入らないかもしれない。」ということでした。

 そして、この3本、ライブでは十分使いました。特にSGは2年ほど前はメイン楽器でしたし、レスポール・カスタムは昨年頻繁に使い、新潟ツアーにも持っていきました。悔いはありません。

 1本だけソリッドは残そうと思いました。テレキャスターは残すことにしました。この楽器は本当に「当たりの楽器」で、最近のお気に入りでしたし、まだあまりライブに使っておらず、売ってしまっては悔いが残ると思いました。そして、ジャジーなサウンドも出せますし、太い弦を張るとフルアコに似たサウンドを出すことができます。

 オベイションとエレガットはデュオの仕事で必須ですし、売っても大した額にはなりませんので、これも残すことにしました。

 このギブソン3本を売ると、例のビンテージ楽器の値段の半額くらいになることがわかりましたので、ほぼ決心は固まりました。

 この3本を下取りに出し、そのお金を足して先ほど試奏したES-175のどちらかの楽器を買うことを決心しました。そして、Sさんの出勤日に合わせ3本のギターを持って来る約束をしました。

 家に帰ってから試奏の動画を何回も見ましたが、まだどちらの楽器にするかを決められないでいました。ハムの175はまだ値段も調整もしていない楽器なので、売れてしまうことはないのでしょうが、P90の方はすでにネットにアップされている楽器ですから、売れてしまうことも十分考えられます。そこで「商談中」にしてもらうようSさんにメッセージを送りました。これで、じっくりとどっちの楽器にするか決めることができます。

IMG_2139.jpg 1959 ES-175 1PU



 ヤフオクの例の楽器は結局28万台、即決価格の一歩手前でどなたかに落札されたようですが、なんの感情も浮かびませんでした。

 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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