ギター購入騒動記(86)
ヤフオクで入札した175については、数日間は他の誰も新たに入札してきませんでした。今まで何回か、ギターではないですが、ヤフオクで競り落としたことはありますが、大抵は終了間際の数分が勝負です。この時点で僕を含めて3人いて、そのうちの一人が一回だけ僕の金額を千円上回る金額で再入札してきましたが、すかさず千円上回る金額で僕の方が再入札したので、常に最高値をキープし、「俺がこの楽器を競り落とすぞ!」との意思を明確に伝えました(笑)。
もうヤフオク175をゲットするつもりになっていましたので、入札してから数日はギタプラのホームページを見ることなく過ごしていましたが、この日夜、何気なく見ていた時に一本のギターの写真に釘付けになりました。

ギタプラSさんにこの楽器の写真とともにすかさずメッセージを送ります。
「これは素晴らしい!」
夜遅い時間でもありましたし、ビンテージものには金額的にも手が出ないこと、何よりもヤフオクに入札していることをお知らせしていることもあったのでしょうか、とくに返事はなかったです。
この楽器、ボディの側面にかなり目立つ引っかき傷がありましたが、それ以外は比較的きれいな楽器のように写真では見えました。
1952年のP90の1PUの175です。僕はもともとハムの1PU175、色もビンテージサンバースと呼ばれている、それこそヤフオクに入札している175がルックス的には大好きでした。P90のピックアップは、レスポール・スペシャルを持っていてサウンドはお気に入りでしたが、見た目はあまり好きではありませんでした。でも、この写真は素晴らしく惹きつけられるものがありました。色も焼けたサンバーストで、いかにもビンテージ、「ビンテージ・ライク」な色とは違い、本物の貫禄のある色でした。
ただ、どう考えても予算オーバーでした。手が出ません。
これ以上何も考えず、14日(日)のヤフオク・オークション終了日を待つことにしました。
