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マイナー・コンバージョン・コンセプト(23)

【 ディミニッシュの応用 】

 タイトルと内容が今ひとつ合っていないかもです。少し上級編かもしれません。

 直近3回で書いてきたディミニッシュのマイナー・コンバージョン、要はディミニッシュとマイナー7thが結びついたことによって僕は下のように考えてみました。

 キーがGで説明します。

 キーがGの時のⅤ7であるD7の時にマイナー・コンバージョンでE♭m7と考え、E♭ドリアンでアドリブすることができます。この辺の話がピンと来ない方は前の講座に戻って復習の必要ありです。そして、E♭m7(E♭ドリアン)がAdimにコンバージョンできるのは、これも前回説明した通りです。

 さて、ディミニッシュ・コードの1番の特徴はなんですか?

 みなさんご存知のようにディミニッシュは短3度上げて(下げて)いっても構成音が変わらないってことが最大の特徴ですよね。「じゃ、E♭ドリアンで弾いたフレーズだって短3度づつ上げて(下げて)いってD7の時に弾いたって良いじゃなの?」ってことです。要はE♭→G♭→A→CやE♭→C→A→G♭といった風にフレーズを上げ下げしても良いんじゃないかっと。

 こう考えて実際に弾いてみると、思った通り「これは使える!」という感じでした。

 下の動画をご覧ください。D7→G△7のD7の時にE♭mのフレーズを弾きます。2回ほどE♭ドリアンで弾いた後、そのフレーズを短3度づつ上げたり下げたりしてG△7に解決しています。

 

 次回はマイナー・コンバージョンで考えなかったら、僕には決して弾けなかったであろうコードについて解説しようと思います。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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