マイナー・コンバージョン・コンセプト(23)
タイトルと内容が今ひとつ合っていないかもです。少し上級編かもしれません。
直近3回で書いてきたディミニッシュのマイナー・コンバージョン、要はディミニッシュとマイナー7thが結びついたことによって僕は下のように考えてみました。
キーがGで説明します。
キーがGの時のⅤ7であるD7の時にマイナー・コンバージョンでE♭m7と考え、E♭ドリアンでアドリブすることができます。この辺の話がピンと来ない方は前の講座に戻って復習の必要ありです。そして、E♭m7(E♭ドリアン)がAdimにコンバージョンできるのは、これも前回説明した通りです。
さて、ディミニッシュ・コードの1番の特徴はなんですか?
みなさんご存知のようにディミニッシュは短3度上げて(下げて)いっても構成音が変わらないってことが最大の特徴ですよね。「じゃ、E♭ドリアンで弾いたフレーズだって短3度づつ上げて(下げて)いってD7の時に弾いたって良いじゃなの?」ってことです。要はE♭→G♭→A→CやE♭→C→A→G♭といった風にフレーズを上げ下げしても良いんじゃないかっと。
こう考えて実際に弾いてみると、思った通り「これは使える!」という感じでした。
下の動画をご覧ください。D7→G△7のD7の時にE♭mのフレーズを弾きます。2回ほどE♭ドリアンで弾いた後、そのフレーズを短3度づつ上げたり下げたりしてG△7に解決しています。
次回はマイナー・コンバージョンで考えなかったら、僕には決して弾けなかったであろうコードについて解説しようと思います。
