僕の音楽史(129)
社会人になって忙しく生活していたこともあって、新しい音楽を耳にすることはなく、以前から好きだったアルバムを繰り返し聴いていました。前回書いたように、70年代ロックをよく聴いていましたが、決してジャズやジャズ・ギターを忘れてしまったわけではありませんでした。
この年衝撃のアルバムが発売されました。パット・メセニー・グループのファースト・サークルでした。

このアルバムについては、もう自分のブログには何回か書いています。また、色々な方が批評していますし、ご存知の方も多いのであえてここには書きませんが、それはもう天地がひっくり返る位びっくりしました。今までメセニー・グループは大好きではありましたが、大好きな曲ってのが割と偏っていて、アルバム通して全曲を聴くことはあまりありませんでしたが、このアルバムはそんな大好きな曲ばかり集めたアルバムみたいで毎回A面B面を通して聴くことが多かったです。この音楽史で実は書き忘れてしまったのですが、1983年の来日公演でメセニー・グループの初体験は済ませていました。その時と同メンバーで、当時は「アンタイトル」と紹介されていた曲達が全て収録された、それはもう最高のアルバムでした。
このアルバムを聴いてからは一段とメセニーばかり聴いていたと思います。当時は必ずFM東京が来日の演奏音源聴かせてくれるラジオ番組がありましたので、まめにエアチェック(死語?)してカセットに入れて、始終部屋で流していましたね。
メセニーのギターフレーズは、大学4年くらいから継続して断片的にはコピーしたりしていましたが、まだまだ影響を受けていると言えるほどの研究はしていませんでした。
そんな時、タイムリーに「パット・メセニー・グループ来日決定!」の記事を目にします。