ギター購入騒動記(74)
レスポールから逃げるようにお店から飛び出し、駅に向かうところで
「あ、そういえばSさんのところに行くのを忘れていた!」
はたと気がつき、引き返しました。
フルアコ・フロアーでSさんは接客を終えていましたので、また色々とと情報交換しました。気にはなっているL-4の在庫は俺が買うのを待っているのか健在でした(笑)。そして、前回ちょっと紹介してもらっGrecoのES-175のコピーモデル、N60も価格がついて出ていました。僕の持っているグレコの後に出ている個体かと思ったら、実は79年製で僕のは86年製ですから、僕の所有するものより前の個体でした。前回お話ししたように、僕のGrecoより全然音はいいですね。フジゲン製です。まあ、しょうがないです。もともと、僕はルックス買いの衝動買いでしたから。しかも、僕のものより1.5万円も安いです。お安くフルアコ・サウンドを手に入れたい人は買いですね。
先ほどのレスポール・ショックでなんかフルアコを試奏する気にならなかったので、今日は数ヶ月前からお店の試奏用として置いてある大人気のアンプ、DV-Mark のJAZZ12(左)とDV Little JAZZ(右)の弾き比べをしてみました。


このアンプは何が良いかって、Master,High,Mid,Bass,Reverveしかつまみがありません。最高です(笑)。僕はMasterとGainなど2ボリュームは好きではありません。っていうか、使い方がよくわかりません(笑)。ましてや、3ボリュームなんて論外です(爆)。このアンプ、Highを4、Midを5、Bassを6、Reverveを2、以上終了です。これで満足のいくジャズ・トーンが実現できる物凄いアンプです。じゃ、なんで僕は持っていないのでしょう?僕はライブは会社帰りに行うのがほとんどです。ギターとエフェクター、そして着替えを持つので精一杯です。あ、会社のカバンも(笑)。その上アンプを持って行くのは到底不可能です。理由はただのそれだけです。あー、もうひとつ、「みんなが持っている」ことも理由のひとつですかね(笑)。

自宅の練習用で何故買わないのか?という声が聞こえてきそうですが、どうせ自宅では大きな音は出せませんし、生音で弾くことの方が多いですので、今のVOXの40Wで十分です。
この2台のアンプ、スピーカーの口径が違うだけでアンプ部分は同じようなので、基本は同じ感じの音と思いましたが、僕がもしバンドで使うのであれば、多分JAZZ12じゃないとダメかなと思います。ミディアム以下のテンポで普通にやる分にはLittleでも十分対応できますが、アップテンポでドラム、ピアノがガンガンやりだすと、音量的に(音圧的?)にクリーントーンの状態で対抗するのは多少きついかなって感じです。実際にバンドで使ったわけではないですが、他のメンバーがガンガンやり出してる時の音量を想定して、音を出してみたところと、Jazz12はMaster3位の音で十分のようですが、同じ音量を出すにはLittleの方はMaster8位あげないとダメのような感じでした。もっともSpeaker Outでお店に置いてある口径の大きなSpeakerにつないじゃえば良いのですがね。いずれにしても、今の活動の中ではアンプを買う必要がなく、そのお金はギターに回すのが得策のようです。
今回は2時間ほどの滞在でした。

