僕のレコード棚公開します!(58)

今更僕が語るようなアルバムではないですね。パット・メセニー・グループの「スティル・ライフ」です。
大学を卒業してすぐの頃、パット・メセニーの「ファースト・サークル」に狂いまくっていた、そんな気分が少し落ち着いた頃だったと思いますが、何気なく立ち寄った新宿ディスク・ユニオンで似たようなサウンドを耳にしました。「うん?メセニーにそっくりだな。でも、ボーカルが違うな、いや!?絶対メセニー・グループだ!」このアルバムとの出会いはこんな感じでした。まだ、日本盤が発売される前の輸入盤が入荷したばかりだったので、何の予備知識もなく耳に飛び込んできたのです。
楽曲はどれも素晴らしく、それはもうレコードが擦り切れるほど聴きましたが、一つだけ気に入らないことがありました。当時「天使の声」と評判のマルチ奏者&ボーカリストであったペドロ・アズナールがもういなくなっていたことですね。でも、大した問題ではありませんでした。このアルバムのメセニーのギター、生音がミックスされているようで、今までと違った感じで大好きです。また、演奏とは関係ないですが、この頃、確かあの長い髪をバッサリやった最初の頃だと思います。
「ファースト・サークル」が「こわれもの」で「スティル・ライフ」が「危機」ですね。
70年代ロックに興味のない方はスルーしてください(笑)