僕のレコード棚公開します!(57)

今回はジャズでもロックでもありません。ある意味ジャズやロックのアルバム以上に僕の人生に大きな影響を与えたアルバムです。竹内まりやの「ユニバーシティ・ストリート」です。
このアルバムを聴いたのは高校3年の時です。まさに大学受験まで1年を切った多感な頃です。この時点で僕の志望校は有名国立大学の経済学部でした。所詮は高望みでしたし、本当に自分が入りたいと思える学校ではありませんでした。こんな時にこのセカンド・アルバムとファースト・アルバムを通して「竹内まりや」を知り、彼女の出身校である慶應義塾大学を知ることで、絶対に慶應義塾大学に入りたいと思うようになったのでした。そして、この学校に合格するためだけに半年間死に物狂いで勉強したのであります。
努力の甲斐あって、めでたくこの大学に合格することができ、素晴らしい音楽サークル「ライト・ミュージック・ソサイエティ」で4年間素晴らしい音楽仲間と活動を共にし、挙げ句の果て現在の奥さんと知り合うことになるわけですから、人生に影響を与えたどころか「竹内まりや」がいなかったら今の自分ではなかったとも言えるのです。
このアルバム、もちろん音楽的にも素晴らしく、彼女の歌や楽曲もさることながら、山下達郎、杉真理や当時の有名スタジオミュージシャンがごっそりと参加した上質なポップスアルバムです。この頃はもう既に人気はあったものの今のようなカリスマ性はまだない、良い意味での「垢抜けない竹内まりや」が聴けます。
絶対おすすめです!!