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僕の音楽史(113)

【大学3年生(1982年〜83年)】

 あらかじめお断りしておきますが、これから書くことは結構記憶があいまいで、間違っている部分もあるかもしれません。ライトのOBでこのブログを読まれている方、訂正があれば何なりとおっしゃってくださいね(笑)。



 いつの頃か、そしてどういう経緯でかはわからないのですが、僕の所属するライトは「岡本一生」というヴォーカリストと活動を共にすることが多くなりました。どういう方かは存じ上げないのですが、ポッスとジャズをミックスしたような曲だったように思います。曲は彼のオリジナルで歌詞は日本語で歌われるものだったように思います。

 僕はこの歌伴がどうもストレスでした。彼の音楽性がどうのこうのってわけではなく、自分の力量の問題で大きなストレスとなりました。彼のオリジナル曲ですから、「手本の演奏」ってのがありません。しかも譜面を読まなくてはならない部分が多かったこともあります。そして、極め付けは彼のマネジャーは確かギタリストで、結構色々な要求をしてきて、これを実現できない自分のもどかしさで結構苦しめられました。確か出雲への演奏旅行も一緒に行った気がしますが、あまり記憶が定かではありませんので、違っているかもしれません。



 この出雲への演奏旅行は、確か行きは寝台車で行ったような気がします。そして、その中でこの演奏旅行(ビータ)に参加した僕を含めた3年(E年)4人の中で重要な話し合いが行なわれました。

 それは役職(3役)を決める話し合いです。

 役職は3つ、コンサート・マスター、バンド・マスター、そしてマネジャーです。E年4人で役職は3人ですので、ひとりは何もやらずに済みます。

 コンサート・マスターはもう話し合う余地もなく、バリトン・サックスでC年の時からレギュラーの佐藤に決まりでした。譜面を初見でバリバリ吹く力量で、フルバンドをこよなく愛す彼以外にはありません(笑)。本人はグズグズ言ってましたが、まんざらでも無い感じに僕は感じました(笑)。
 マネジャーについても、もうすでにそれっぽい仕事をやっていたこともあって、川島で決まりです。彼はもうすでに諦めている様子でした。
 問題のバンド・マスター、これはいわゆる「部長」で、特殊な技量は何も必要ないのですが、行事には何かと壇上に引っ張り上げられたりとなんか面倒くさそうです。このポジションに僕がなるか、もうひとりのアルト奏者の小林がなるか、これがお互い一歩も引かずに揉めました。「一歩も引かず」ってのは、お互いが役につきたがったのではなく、その逆で、二人ともなんとか逃れようとしていたのです(笑)。結局「どっちが学業が暇か?」が決め手となってしまいました。小林は文学部出身、ゼミと教職取得で学業と両立するために色々頑張っていました。一方、僕はどうかと言えば、ゼミにも入らず、授業にも一切出ていないので、24時間オールフリーの状況でした(笑)。

 こうして、僕は夏合宿からライトのバンド・マスターをやることになってしまいました。


※下の写真は僕のいた当時のライトではありません。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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