2018年10月新潟ライブ紀行(8)
ホテルにチェックイン後、明日のライブ場所であるジャズフラッシュに向かうことにします。新潟駅前のホテルで、ジャズフラッシは東堀でしたので、バスに乗るくらいの距離と思うのですが、あえて新潟の街を堪能するために歩いて行くことにしました。柳君もそれに同意してくれました。彼も僕と同様、車を運転しないようですので歩くことは苦にならないようです。
万代橋を歩いて渡りました。高校卒業まで新潟で生活していましたが、歩いて渡るのは初めてでした。何か胸に込み上げてくるものがありました。東京で生活するようになって既に40年近く経つのですが、今だに「僕の背番号は新潟」であることを実感しました。そして、今まで新潟のことをないがしろにしてきた自分に気付かされました。これからは「なるべく機会を作って新潟で演奏しよう!」と思うようになりました。

ちょっとだけ道に迷いましたが、無事ジャズフラッシュに到着しました。
クラスメイトのママさん、あっこさんと再会をはたしました。高校3年になって違うクラスになってからの数十年ぶりの再会でしたが、Facebookのおかげもあってか、全くそんな気はしませんでした。クラスメイトってことは、当たり前のことですが、自分と同じ歳な訳なのですが、随分と綺麗になっていましたし、とても自分とは同じ歳とは思えず、ショックを受けてしまいました(笑)。


マスターとは初対面でしたが、同じ新潟県人でもあり、全く違和感なく同じ空間を共有できました。柳君リクエストのキース・ジャレットのソロ・ピアノ「フェイシング・ユー」から僕の大好きなロックバンド「ユーライア・ヒープ」まで色々なアナログ音源を素晴らしいオーディオ装置で聴かせていただきました。白状すると、このジャズフラッシュでの数時間はお世辞抜きに今まで経験したことのない幸福なひと時で、一生涯忘れられないものとなりました。
柳君は朝が早く疲れたようでしたので先にホテルに戻りましたが、僕はマスターと二人でもう少しだけ色々な話をし、レコードを聴き、明日午前中に一緒に食事をする約束して、ホテルに戻ることにしました。
帰りも感慨にふけりながら歩いてホテルに帰りました。
「よし、絶対にいい演奏をするぞ!」
心に誓いながら床につきました。

【追記】
・新潟交通のバスの色、あの暗いグレー色、今も昔も変わっていませんでしたが、僕はあの色が昔から大嫌いです!新潟は日本海側気候で11月から3月くらいまではどんよりとした曇り空が多く、それだけだも気が滅入ってしまいますが、あのバスの色はまさしくその雰囲気を醸し出してしまいます。何とかならないのでしょうか!屋根の色だけ赤くしたって、違和感あります!!!
・万代橋の欄干、随分と低すぎません??油断すると信濃川に落っこちてしまいそうです。それでもそんな事件を耳にしないのは、新潟の人が羽目を外したりしないからだと思います。これが大阪なら毎日川に飛び込む人が耐えないと思います(笑)!