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2018年10月新潟ライブ紀行(3)

 2018年春先になって、柳隼一君という素晴らしいピアニストと知り合いになっていました。僕のライブ演奏が終わったくらいにふらっと店に寄ってくれたのです。何曲かスタンダードを一緒に演奏しました。彼の名前は仲間から聞いていましたし、youtubeでの演奏も何曲かは聴いていましたが、この日初めて一緒に演奏しました。僕より随分と若いのに、しっかりと古いジャズも研究していることをうかがわせる素晴らしいピアニストと思いました。

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 その時はそれで終わりだったのですか、彼の自宅は比較的僕の家からも近く、こんな機会をそのまま終わらせるのももったいないと考えました。

 「デュオでもやりませんか?」と誘ってみると快く引き受けてくれました。そして、近所でとりあえずリハをやってみることにしました。



 
 自己のバンドでの新潟ツアーはちょっと暗礁に乗り上げていました。やはり、知名度のない僕が全員を引き連れて、ギャラを払えるほど集客ができるとも思えませんし、4人のスケジュール調整も難しく、一旦白紙に戻さざるを得ませんでした。

 そんな話を新潟ベーシストの小黒さんにメッセージで相談すると

 「パット・マルティーノのワークショップをやってみれば?ひとりでいらっしゃいな!」

 こんなアイディアをくれました。面白いアイディアとは思いましたが、それだけではあまり気乗りがしませんでした。心配は集客だけでなく、教えるだけでは僕自身が欲求不満となってしまうことが予想できました。教えることは嫌いではありませんでしたし、クリニックはやってみたいと思いましたが、やはりがっつりとライブがやりたいと思いました。



 4月末日に近所のスタジオで柳君とリハをやりました。ピアノとのデュオはとても難しかったのですが、面白かったですね。僕はもともとシングル・トーン中心の演奏なので、彼のピアノとぶつかることはあまりありませんでした。

 リハで休憩している時に、急に思い立ちました。


 「柳君、一緒に新潟行かない?」

 「えっ?!」


  つづく・・・・、

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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