僕の音楽史(110)
寺さんのフューチャー曲のソロのためにアドバイスどおりマイク・スターンを聴き研究することにしました。
この時点でマイク・スターンについては下のアルバム、マイルスの復帰第1作の一発目の曲のみ聴いていました。

初めて聴いて、一発で虜になりましたが、いかんせんその他の音源についてはなかなか見つけられずにいました。
当時「貸レコード屋」が街に出没し始めていた頃で、たまたま近所のお店で下のレコードを見つけて借りてきました。

格好の題材を見つけた!と思いました。マイク・スターンのマイナー一発もののソロがふんだんに収録されていました。マイクのソロ部分のみカセットに録音し、片っぱしからコピーし譜面に起こしていきました。ロック出身の僕にとって、マイクの節回しはとても気に入りましたし、理解の範囲内でした。また、8分や16分で正確に、几帳面に弾いてくれるので、比較的コピーしやすく、このレコードは観賞用ではなく、僕にとっては教則レコードの様でした。
これで、寺さんの曲の準備は整いました。
後は伝統ある慶應ライトミューッジックのリサイタルという、OBの方々も沢山来るであろう神聖な演奏の場で「ディストーションをかけ、弾きまくる勇気」だけが問題でした(笑)。