僕の音楽史(105)
パット・マルティーノ、ジョージ・ベンソン以外にこの当時はジャズ・ギターのレコードを買いまくっていましたが、好きなギタリストができると、その人のレコードを何枚か続けて買っていたこともあり、聴いていたギタリストの種類はそんなに多くはありませんでした。マルティーノ、ベンソン以外に当時よく聴いていたギタリストと作品を何枚か紹介します。
【バーニー・ケッセル】

少しアクが強くて、好みとは言えませんでしたが、ともかくこの時代のギタリストは勉強のために聴くことにしていました。実際、すごく勉強になりました。「サテン・ドール」が大好きでしたが、キーが通常のCじゃなかったのが非常に残念でした。
【ジョー・パス】


ヴァーチューゾをきっかけにソロ・ギターだけでなく、色々なアルバムを買いました。この2枚は擦り切れるほど聴きましたが、中でも「サテンドール」や超絶技巧のペデルセンとのバトル「チョップス」の2枚がお気に入りでした。
【ジム・ホール】


アンダーカレントで大失敗!と思い、ずっと敬遠していましたが、ロン・カーターとのこのアルバムはコピー譜も一緒に買ったこともあり、よく聴きましたが、まだ本当の良さはわかっていなかったと思います。むしろトリオのこのアルバム、中でも「ボディ&ソウル」が大のお気に入りで、今でも最高と思います。
【ケニー・バレル】

ピッキングがあまり正確でないところが、当時は正直あまり好きではありませんでした。でも、強力に「ジャズ」「ダンディズム」を感じましたので、大好きなアルバムでした。ライブであることもあり、雰囲気は最高と思います。
【ラリー・コリエル】

香津美さんの口からよく「コリエル」という名前を聞いていましたので、聴いて、そしてハマりました。彼のアコースティック・ソロやデュオはほとんど買いまくってました。このアルバム、ジョン・スコのアコースティック・プレイや名曲「ジンバブエ」が収録されていて、愛聴盤でした。エレアコのオベーションやマクラフリンやパコ・デ・ルシアとのスーパー・ギター・トリオも当時ブームでよく聴きました。
【ジョン・スコフィールド】

ヒノテルさんとの演奏から色々なアルバムを聴くようになり、このアルバムにたどり着きました。恐ろしさを感じましたね。このアルバムを聴いた時は...。ただ、この時は「ソフトリー....」のアウト・フレーズで有名になった「ライブ」はまだ聴いていなかったと思います。
まだまだ思い出せないギタリストが何名かいますが、思い出せる限りはこんな感じです。当時はともかくギタリストばかりに偏って聴いていましたね。
こんな中、衝撃の問題作、「あの人」の「あのアルバム」が発売され、一気に気持ちを持って行かれました!!!
次号につづく........。