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ギター購入騒動記【番外編(2)】

175四兄弟比較(アンプ増幅編)

 175四兄弟比較、こんどはアンプを通した音をお聴かせします。皆さんの評価はどう変わるのでしょうか?

IMG_0924.jpg

 生音の時と同様に、写真左からの順番でご紹介します。「Gibson ES-175」「Tokai FA-GP C」「Gibson ES-775」「Greco FA67−70」の順です。

 アンプは所有のVOX社「VT40X」です。もっと良いアンプで比べられれば良かったのですが、残念ながら持っていません。逆に、大したアンプでない方が楽器の良し悪しがわかるのではないかと思います。(このアンプ、自分的には随分と気に入っています)。

 どのギターを弾いてる時もアンプのセッティングは変えていません。トレブルとミドルが真ん中よりやや低め、ベースが7、8位ですね。エフェクターは使ってませんが、アンプのリバーブ&ディレイを軽くかけています。ギター側のトーンは8位な感じです。そして、全てフロント・ピック・アップです。

 まずは僕の基準の音ES-175です。



 ギターのトーンは8位だと結構 トレブリーな感じですね。いつも僕はもう少しトーンを絞った感じの音でプレイしています。



 次はTokaiです。



 この楽器、エレキと言うより、どちらかと言うとアコースティックなのですね。他の楽器とやはり異質な感じ。大きな音ではプレイしたくないですね。決めつけてはいけないと思いますが、ソロ、デュオ向きかなと思います。


 次はES-775



 やはりおなじGibsonなので最初の175にイメージが近いですが、もう少し線が細いですかね。175とTokaiの間を行く感じですかね。コードを弾いても、音の分離が175よりはっきりしています。


 最後はGreco。

 

 生音と同じく大味です。今、僕のやってるような大音量でのバンドではもしかしたらこれが一番良いのかもですね。


 どうですか?生音の時と皆さんの評価はどう変わりますか?

 見た目は一緒でも随分と音は違うものです。これだから見た目同じような楽器でも、何本も欲くなっちゃうのです(笑)。


 さて、生音とアンプを通した時の音の両方を二回に渡って皆さんにお聴かせしました。

 最後に僕の感想とアドバイスをいくつか書いておきます。あくまで僕の個人的な感想ですが.....。

 自宅などで生音中心で弾く、もしくはソロ、デュオ等少人数編成での演奏では、Tokaiの持ち味が一番発揮できるのではと思います。一方、大きな音量では難しい楽器かもしれません。大きな音量ではせっかくの「鈴虫の音」が台無しです。そして、微妙なタッチのニュアンスも拾う楽器ですから、ある程度テクニックがしっかりしてないと難しいかもしれません。上級者向けの楽器と言えると思います。
 初級〜中級の方はGibsonの方が良いのではと思います。音圧があり、ふくよかな音がテクニックの未熟さをカバーしてくれる気がします。そして、安定感がある感じ、まさしく「Gibson」です。
 Grecoはどうかと言うと、僕的には、頑張ってはいるものの、他の3本に比べると正直格下です。特にアンプを通した音はやはり他の楽器に比べると値段の差を感じざるを得ません。ただ、生音がジョーパスの「バーチュオーゾ」の音に似ている気がするので、そう言った意味では手放すつもりはありませんが。

 僕の勝手な感想なので、お気を悪くなさらないでください(笑)。

 引き続き「ギター購入騒動記」をお楽しみください!

 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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