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ジャズギター裏口入学(30)

【アドリブ練習のやり方(3)】

 とにかくフレーズのコピーを片っぱしから行っていきながら、次のような作業をやるといいのではないかということでご紹介します。





 動画1は前回の動画1の最初に弾いたフレーズです。そして、動画2は前回の動画2の最初に弾いたフレーズです。いずれもⅡーⅤーⅠのフレーズ例で、分析は前回の解説を参考にしてもらいたいのですが、皆さんがこのような2つのフレーズのコピーを行なったとしましょう。ここで終わってはいけません、もったいないです!

 動画3をご覧ください。



 これ、何をやったかというと、動画1のフレーズの1小節目と動画2の2小節目を合体させて第3のフレーズを作っています。正確には単純に合体させたわけではなく、うまく連結できるように動画2の2小節目を多少変えています。そして、フレーズの二回目は、1小節目の譜割りを2小節目に多少合わせた感じに弾いています。

 こんな形で、片っぱしからフレーズをコピーしたら、それらを自分ならりに合体させ、混ぜ合わせ、第3、第4のフレーズをどんどん作って行きましょう。

 こうすることにって、フレーズのストックがどんどん増えていくはずです。そして大好きなギターリストの影響を残しつつ、自分なりのオリジナル・フレーズがどんどん出来上がってきます。

 フレーズコピーの注意点ですが、とにかく、2拍、4拍や数小節のフレーズの塊でコピーし、1音1音の音の分析は後回しで良いと思います。そんなのいちいち気にしていたら、コピー作業がはかどりません。大体、音楽的に割り切れないことだってたくさんありますから!

 参考にしてください。

 質問を受け付けています。お気軽にどうぞ!

 

【ギター教えます】
興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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