ギター購入騒動記(58)
予定通り会社帰りにギタープラネットに行きました。ずっと接客してくれていたSさんが出勤日かどうかはわかりませんでしたが、土曜日だから多分出勤かなと思いましたし、実際いらっしゃいました。日曜日に来ると言っておきながら、前日の土曜日に急に来店したわけなんで、Sさんは少しびっくりした様子でした。もしかしたら、何かあって購入を取り消しに来たと一瞬勘違いしたのかもですね。「取消し」どころかもう一本買いに来たんですよ(笑)。この時点では、まだ「もしかしたら」ですけど.....。
「今月中は特別価格で販売するっておっしゃってましたよね?」
「はい」
「値段によってはこっちも買うかもしれないんですけど・・・。正確な値段を教えてください!」
具体的な価格はここには書かないですが、ちょっとびっくりするような価格でした。しかも、本来は「ブラック」限定の値段のようでしたが、
「武田さんのお好きな色に適用するようになんとかします!」と力強く言ってくれました。
そこはやはり775を購入するってことで、いろいろ考えてくれたのだと思います。そして、これがやはりネット・ショッピングでは絶対に味わえない特典ですね。画面で「ポチ」とやるのとは違い、こっちは毎日のように脚を運んでいるわけなのですから!!
どうやってお金を捻出するかは後で考えるとして(笑)、もう一度試奏させてもらって、気持ちが変わらなければ買うことにします。
この時点でナチュラルにしようと思っていたので、在庫の2本(ブリッジが木か金属かの違い)の個体差を確認するために2本とも試奏しました。ほとんど個体差はなく、共に前回書いたように「鈴虫の音」がしました。共に満足です。ただ、オーダーメードってこともあって、同じナチュラルで色味が若干違っていて、ブリッジが金属のもの(写真中央)は、もう一本のブリッジが木のやつ(写真左)に比べると若干色が薄く、もともと僕が所有している175(写真右)に近い色だったので、やはり当初通りナチュラルのブリッジが木のやつ(写真左)にしようと思いました。



そうはいっても、一気にそこそこの値段のギター2本を買うのは初めての事でもあって、少し間を空けて考え直そうかなと思ったりする瞬間もありました。ただ、最終的に2本とも購入に至った大きな理由は、775とは全く別の意味で、この東海楽器の素晴らしさにまいってしまった事がもちろんですが、やはり「ビンテージ試奏事件」のトラウマも理由の一つでもあったと思います。「あのビンテージ楽器に何十万も出し、そして後で後悔したかもしれない。それを考えたら、今回の買い物は賢い選択のはず」との確信が持てたこと、そして、忘れちゃいけない、店員Sさんの親切な対応と努力の気持ちが伝わったからです。
この後、昨日決めた下取り4本の大体の値段を確認しました。そして、ほぼ意志も固まったので、こんどは775と同じく商談済みの状態にしてもらい、明日契約に来ることを約束して帰りました。
自宅に帰って、下取りに出す予定の4本のギターをギグバックに入れて一度に持ち運べるかを試してみました(笑)。全部ソリッドの軽量のギターなので意外に楽勝でした。ただ、見た目はあまりカッコ良いものではありませんでしたが....。
そして、明日もギター・プラネットに行きます(笑)。