ギター購入騒動記(53)
この前の175ビンテージの試奏でわかったことがあります。
あらかじめ言っておきますが、これは僕のあくまで個人的な感想ですから、ビンテージをお使いの方、怒らないでくださいね。
「ビンテージ楽器は確かに音が良いのはわかった。でも、ビンテージ楽器でないものや新品の楽器より何十万もの価格差ほど良いかとというと???」
「比較的綺麗な楽器もあったが、ほとんどは塗装が溶けていたり、ウェザー・チェックが入っていたりと見た目は結構ぼろぼろのものが多かった。楽器は音が良いだけでは嫌だ」
また、僕の狙っていたES-175の1ピックアップは、状態の良いものは50〜100万くらいするので、金銭的にとても手が出ないこともわかりましたので、残念ですが諦めることにしました。
ネットで楽器を見ているうちに、ふと思いました。
「ES-165ってのがあったよな。あれはハーブ・エリスが所有していたES-175の1ピックアップをモデルに作った楽器だからES-175の1ピックアップ買うのと一緒じゃないか?!」
すかさず、ネットで検索すると25万くらいの中古が関東圏で2店舗在庫を持っていました。
「あれ、この店、会社のすぐ近くだ!よし、会社帰りに早速試奏してこよう!」
「善は急げ!」です。
試奏に行ったお店の楽器は下の写真のような感じでした。
※試奏した楽器の実物とは違います。

20年ほど前の楽器でしたが、新品のように綺麗でした。この楽器を抱えて弾いた時に
「やはり、ぼろぼろのビンテージなんか買わなくてよかった!」と思いました。
良い音でした。何よりも気に入ったのは、測ったわけではないですが、僕の持っている175よりネックが太く、握った感じが結構好みでした。音も良い感じでしたね。ただ、1ピックアップで箱鳴りのせいか僕の所有する175より多少ハウリングを気にしないといけないかな?と思いました。ただ、この前試奏したビンテージ175より30万や10万も安いなんてとても思えません。
でも、最初からこの楽器は買わないことに決めていました(笑)。
ピックガードにヴォリューム・コントロールがついたタイプはカッコ悪いと思ってました。そして、案の定、コード・カッティングの時、右手が当たって邪魔でした。トーン・コントロールがないのも嫌でした。
じゃ、なんでこの店に弾きに来たかっていうと、165の在庫を持っている店舗がこの店以外にもう1店舗あって、自宅から1時間以上かかるのですが、その店の在庫は下の写真のようなタイプ、要はボリュームとトーン・コントロールがボディについていて、見た目も断然こっちがかっこいいと思っていました。このお店の165を試奏して、良い楽器であることがわかったら、もう一方の店に面倒だけど試奏に行こうと考えていました。家から随分と遠いので、わざわざ行く価値があるかをこの楽器で判断しようと思ったのです。
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「よし、あの店に試奏しに行くぞ!そして、問題なければ買っちまおう!」
こんな時の僕は、むちゃくちゃな行動力と集中力です(笑)!