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僕の音楽史(98)

【大学2年生(1981〜82年)】

 新潟時代からの親友新保くんに久々に会ってロック談義に花が咲いていたのと、ライトのレギュラーではなかったこともあって一時的にジャズから離れていましたが、そうこうしているうちに夏休みとなり、恒例の夏合宿が始まりました。昨年同様に苗場「ブルーリッジ」だったと思います。

 昨年までは「写譜」と「デンスケ番」で睡眠時間も取れないほど忙しかったのですが、D年イレギュラーはやることがありません。同学年の友人たちも僕とピアニスト女子以外はめでたくレギュラー・メンバーになっていたので、部屋は同じでしたが、練習が終わってから夜寝るまでの飲み以外は話すこともなく退屈でした。

 昼はなるべくギターの練習、秋山さんやジョージ・ベンソン、ブルース・フォアマンなどのコピーをやっていましたが、カセット・テープ何本かの限られた音源しか持ち込まなかったので、あんまりはかどっていたとは言えません。

僕が合宿で人前で弾いたのは、確か最終日のジュニア・バンドの発表会の時だけですね。その時の模様をとった写真を以前後輩からいただいたので、恥ずかしいですがお見せします。本邦初公開ですね!

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 当時僕は大学入学祝いで親から買ってもらったヤマハのセミアコSA-1200(ワインレッド)をメインに使っていました。リトナーやカールトン全盛期でもあって、ジャズ、フュージョン系のギタリストは皆使っていましたね。もう一本ヤマハのフルアコSE-2000も持っていましたが、ほとんど使っていませんでした。家でたまに弾いていましたが、ほとんどはセミアコで通していましたね。

 写真を見ると上手そうに見えるでしょう(笑)?でも、実際のところはブルースや一発ものくらいしか思う様に弾けなかったですし、スタンダードはほんの数曲くらいしか知りませんでしたね。右手のピッキングは当時も今と同様にすごく悩んでいて、フュージョン系のエコノミー・ピッキングやベンソンの様な逆アングルなど色々試していたりしていました。もともと手首が硬く動きが大きいこともあって、一音一音ピッキングした早弾きは苦手でした。カシオペアの「ブラック・ジョーク」やリトナーも「キャプテン・フィンガーズ」のユニゾンなどは必死に練習していましたが、結局弾ける様にはなりませんでした。その分、左手は他人と比べて随分と滑らかによく動くなと感じていました。握力も相当強力なのではと思います。これは、今も変わっていませんね。

 こんな感じで合宿は終わりました。

 そして、ピアニストの寺さんはこの後の山野ビッグバンド・コンテストでは「最優秀ソリスト賞」を獲りました。そして、ライトは確か準優勝でしたね、確か。曲は何やったかは全く記憶にないですが(笑)。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com